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ダムを訪ねて!えてやんのホームページ

2001.11.11UP

NO.0008


80 「有峰ダム」


画像が切り替わります
  • 踏破日・・・・・2001.08.25(日)
  • 場所 ・・・・・・富山県上新川郡大山町有峰
  • ダム形式・・・G(重力式)
  • 堤高 ・・・・・・140.0M     【国内16位タイ】
  • 最大貯水量・222.000千m3 【国内11位】
  • 目的 ・・・・・・[P] ※1
  • 竣工年度・・・1959年
    ※1 P : 発電 

    {ダム年鑑1999年版による}

    ※ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表し一覧にリンクしています(3200番目はいつ・・・)


    有峰林道”新坂森トンネル”より望む
    右岸から堰堤カーブと取水搭
    祐延ダム

    ひとこと:


     このダムは富山・岐阜県の県境近く標高1000Mの位置にあり、我が国有数の大型ダムで富山県では黒部ダムに次ぐ堤高であるが、堤頂長は500メートルあり黒部より長い。北アルプスの高峰”薬師岳”を望む北陸電力鰍ェ持つ最大の重力式発電用ダム。このダムの大きな特長は表と裏で形式が違っている様に見える所です。裏側(当方の見方)・・・湖水側に緩やかなカーブを描いており、一寸見ではアーチ式ダムと間違える様な工法で造られている。ダムサイト付近には記念館・青少年の家・キャンプ場・レストラン等、設備も整っている。 撮影ポイントは至るところにあり、ダムが大きいので移動する距離も比例する。(なお、堰堤の上を通る林道は信号機により、交互通行となっている)



    アクセス方法:

    北陸自動車道を立山ICで下り、県道3号線から6号線(立山街道)にはいり立山方面へ直進、立山町の芳見橋交差点を右折、称名川を渡り小見の交差点(県道46線交差)を直進すると、有料(乗用車1800円・冬季閉鎖)の有峰林道入口ゲートに着く。そこから13キロ弱でダム堰堤上に着くが、有料の割には道幅も狭く路面も荒れている。(現在、路面整備と拡幅の工事中)祐延ダムには、有峰ダムの堰堤上を越え有峰林道小口川線に入り、 6キロ程で着く。そのまま小口川線を下れば”小口川ダム・小俣ダム”を経由して、県道46線に合流します。(踏破日の8月25日は、工事中で祐延ダムから先は通行止めでした)



    81 「祐延ダム」

     踏破日:2001.08.25 場所:上新川郡大山町有峰
     形式:G 堤高:45.5M 最大貯水量:8.790Km3
    目的:[P] 竣工年度:1931年


    ひとこと:

    有峰ダムの西方に位置する北陸電力鰍フ発電用中規模の重力式ダム。県内の重力式ダムでは祖山ダム・小牧ダムに続く三番目に古いダム。ダム湖の湖面にイワナらしき魚影も見られたが、解禁になるとニジマス・イワナ釣りのポイントになる様だ。堰堤周りには撮影ポイントも無くダムを離れ林道を下った処より、堰堤正面が狙えます。

     


    あとがき: 今回の富山ダム紀行は、八尾の「おわら風の盆」を見に行こう!と云う写真仲間(お祭り・・・仲間?)より誘いを受け・・・祭りよりダム!と、明るい内は仲間と別行動で踏破した記録です。三回目の富山・・・という事で早い内に出来るだけ大きなダムを潰し黒部を残すよう、有峰ダムにピントを合わせましたが、八尾の奧にある室牧ダム(アーチ式)も、中規模ダムでは現在珍しく保安要員が常駐するダムで、98年台風7号の直撃を受けた当時の話を聞かせて頂き、いずれ紹介したいダムの一つです。なお、「おわら風の盆」の本番(9月1〜3日)は、人出と宿の予約が取れない等、混雑が予想出来たので前夜祭を狙って行きましたが、前夜祭も本番当日と変わらぬ大変な人出で踊りの写真など到底撮れない状態でした。空しく鼓弓の音を遠くに聞いた八尾の夜でした。