ダムを訪ねて!えてやんのホームページ
2005.03.13 UP
NO.0034
175 「初立ダム」
踏破日・・・・・2005.03.09(水)
場所 ・・・・・・愛知県渥美郡渥美町伊良湖地内
ダム形式・・・A (アース式)
堤高 ・・・・・・22.5M 【堤頂長 346.5M】
最大貯水量・1.700千m3
目的 ・・・・・・[A] [ I ] *1 竣工年度・・・1966年
*1 A(かんがい用水) I (工業用水)
{ダム年鑑1999年版による}
*ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表しています(3200番目はいつ・・・)
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左岸から堤頂・ダム湖取水塔方向を・・ |
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自然越流式洪水吐と取水塔から副ダム方向を |
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ひとこと: この初立【はつたて】ダムは、渥美半島の先端・伊良湖岬の近くに有り、豊川用水の最終貯水池となる。豊川用水はここから100キロ程
上流にある鳳来山を源として、東三河地方の水不足を解消する為に、かんがいと工業用水を目的に造られた用水。ダム年鑑では「はつたて」となっているが、堰堤の植え込み文字は
「はつたち」と示されており、これは発音の云い易さの違い(?)からか・・・平地に造られたダム特有の堤高のわりに目に入る湖は広く見えた。湖面には数多くの鴨達が泳いで
いたが、海に囲まれた真水の湖は水鳥達の楽園となっている様子、ダムに付きものの設備等はなく溜め池の感は拭えない。ダム周辺及び周回する遊歩道は綺麗に整備されており、
ジョキングする人々の姿も見られました。
岬に近い!と云う事は海に近いダム・・・海の中に有るような鷹原(長崎)ダムは別格として、一番?
おまけ:用水の恵みから、この地方の風物詩「電照菊」の夜間に光るハウスのスナップが時々新聞で紹介される。菊だけでなく苺やメロンも特産品らしく、田原街道も遠州灘側
の国道42号線沿いも、至る所にハウスが連なり目に入る民家より遥に多い。
アクセス方法:
東名高速道路を豊川ICで下り、国道151号線を豊川・国道1号線方面に、豊橋市内は渋滞が激しいので1号線の交差点を直進、小坂井パイパスを通って三河湾に向かって走ると10キロ弱で
豊川橋北交差点に、ここを左折して国道23号線の豊川橋(有料)を渡り道なりに進行すると、豊川橋から9.7キロ程で国道259号線(田原街道)の交差点に、田原・伊良湖岬方面に右折して後は一本道。右折してから通行量の少ない快適な田原街道を進むと、
やがて右側に三河湾が・・・三河湾を見ながらのんびり走ると、周囲はハウスの連続。交差点から28.5キロ程で梅藪のY字路に、ここを左に1キロ程進行すると左に入る道路が・・・目標物が無く
少々解りにくいが、左折の場所はここのみ1.4キロ程でダム下の広場に到着。撮影は自由に出来ますが、車での移動撮影は右岸側のみ。整備された道路ですが道幅が狭く、
対向車も有りますので注意して・・・
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初立池奥の副ダム(堤頂長106M)を | 堰堤下より副ダム(堤高12.5M)を |
あとがき:
やっと冬眠から醒めました・・・今回の’初’立ダムは、愛知県’初’見参!今年’初’の踏破1号・・・’初’のトリプルでスタート。渥美半島にある「大阪池・小山田池・大正池」のアースダムも出来ればと欲張って、愛知万博がオープンする前の静かな時を狙って出掛けたのですが、他のダムは残念ながら土地の人に聞いても見つけられず、時間
的に余裕が無かったので初立ダムのみで引き上げてきました。ボリュームに欠けますが’初’に敬意を払ってここに紹介します。
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