ダム便覧保存館 [「水がめ便り」入口ページ] [ダム便覧] [Home]

ダムを訪ねて!えてやんのホームページ

2004.06.10 UP

NO.0028


143 「堀川ダム」



画像が切り替わります
  • 踏破日・・・・・2004.05.18(火)
  • 場所 ・・・・・・福島県西白河郡西郷村大字真船
  • ダム形式・・・R(ロックフィル式)
  • 堤高 ・・・・・・57.0M 【堤頂長.390.0M】
  • 最大貯水量・5.500千m3
  • 目的 ・・・・・・[F] [N] [W]※1
  • 竣工年度・・・1999年
    ※1 F:洪水調節 N:不特定用水 W : 上水道用水 

    {ダム年鑑1999年版による}

    ※ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表し一覧にリンクしています(3200番目はいつ・・・)


    洪水吐け付近より天端道路と管理棟を望む
    ダム湖(まぶね湖)と洪水吐けを望む
    馬蹄形の巨大な洪水吐け
    ひとこと:

    「ほっかわダム」 このダムは白河市の西北、那須連山の裏側に位置する西郷村を流れる堀川の上流・谷津田川に造られた、福島県が管理するダムの中で一番新しい ロックフィル式ダム。堰堤は源流である那須火山系の甲子山・赤面山(?)から流れてきた赤味の強い石を積んでいるので、遠くから眺めるとレンガ積みの ダム?と見間違える。このダムの特長は、中規模の割に洪水吐けが異常に大きい処。常用洪水吐けを中心に馬蹄形の自然越流式の洪水吐けが両サイ ドに大きく広がっている。

    理由は、ダム本体工事が始まって2年目、1998年の8月に那須・福島南部地方を襲った台風4号による記録的な集中豪雨(6日間で1年間の降水量に相 当する量)があり、災害を防ぐと云うダム本来の目的を果たす以前に、この堀川流域にも甚大な被害がでた。当時、那須の別荘地にタレントが建てた新築の別荘 をはじめ、多くの別荘が流された!そんなニュースをTVが騒いでいた記憶が蘇る。この辺が大雨に対するこの吐け口の下地となっているかも知れない。

    アクセス方法:

    東北自動車道を白河ICで下り左り方向に、国道4号線(陸羽街道)を那須・塩原方面に1.2キロ程走ると大清水の交差点に、この信号を右折して号数の無い市道を道なり に進行すると、6.3キロ程で信号のない交差点に着く。(この手前800メートル付近・右側に赤坂ダム有り)正面に堀川ダム方面を記した道しるべが出ているので、ここを直進してクランク状に曲がった道路を通過し終えるとインター 出口より9.2キロでダム下の公園に着く。ダムへの道順は白河市内からスタートしても、かなり近いと云える距離ですが、目標となるもの及び道路名が無く心細く、それなりに距離を感じました。今風のダム!と云うことで公園化しており、 ダム下・ダムサイト共良く整備され駐車場も完備。撮影に関して障害なし。

     


    あとがき:念願だった貯水量日本一の奥只見ダムを踏破しました・・・!先ずは奥只見を目標に、只見川流域のダムを踏破しよう・・・日本一変わったゴム製の黒谷ダムも・・・と、二泊三日で計画をたて行って来ました。福島県のダムは三春ダムが第1号で、 その後はずっと遠のいており・・・4年振りです。20堤体以上を今回の踏破目標として計画しましたが時間が無くなったり、通行止めや天候が悪くなってやむを得ずパスしたダムもあり(残念!黒谷ダムも・・・再度、挑戦予定)、トータル17堤体を踏破してきました。
    今回の紹介は奥只見ではなく、福島県で第2号となった『堀川ダム』を紹介します。次回に、今回踏破した中より写りの良い姿体?を探し出して報告したいと思います。