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ダムを訪ねて!えてやんのホームページ

2005.07.31 UP

NO.0039


204 「カッサダム」



画像が切り替わります
  • 踏破日・・・・・2005.06.18(土)
  • 場所 ・・・・・・新潟県南魚沼郡湯沢町大字三俣
  • ダム形式・・・R(ロックフィル式)
  • 堤高 ・・・・・・90.0M  (第76位)   【堤頂長:487.0M】
  • 最大貯水量・13.500千m3 (第276位)
  • 目的 ・・・・・・[P] ※1
  • 竣工年度・・・1978年
    ※1 P:発電用 

    {ダム年鑑2005年版による}

    ※ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表し一覧にリンクしています(3200番目はいつ・・・)


    堰堤を右岸より望む・・天端にメンバーが・・・
    水位の低いカッサ湖(田代湖)は揚水前(?)
    左端が越流式洪水吐けです
    ひとこと:

     このカッサダムは新潟県と長野・群馬の県境近く、廻りをスキー場に囲まれた山の上に、電源開発(株)が造った揚水発電専用の上部調整池ダム。ダムへのアクセス道路が閉ざされている為、人の近づきを拒否しているロックフィル式ダム。カッサ川の源流近くに造られ流れ込む谷川の無いダムであるが、洪水吐はそこそこの規模を持った自然越流式を設けている。揚げすぎる場面が有るのだろうか・・・(?)調整池そのものの姿として目に写る。
    特長は堤頂長が487メートルと長く、堤高に対して非常に横長の感じを受ける。大きめのロック材で盛立られた堰堤表面の中程には、フラットな箇所も造られているので傾斜が少し緩やかに感じた。
    下部調整池ダムは二居ダムで、この二つのダムにより奥清津発電所第一(発電機4基)・第二(発電機2基)合わせて、最大160万kwの出力を誇る、我が国最大級の揚水式発電所を動かしている。

    カッサダムは人を寄せ付けない閉ざされたダムであるが、奥清津発電所(愛称:okky)と二居ダムは電力ミュージアムとして完全に解放され一般の方々の訪問を待っています。内部は体験型施設として発電設備等の本物を目の当たりに出来る様になっている。

    アクセス方法:

    《カッサダムへのルートは許可が必要な為、「二居ダム」に変更》 関越自動車道を月夜野ICで下り、国道17号線(三国街道)を猿ヶ京・三国峠方面に道なりに進行すると、12.2キロ程で相俣ダムの入口に。一本道の国道を道なりに進行し猿ヶ京の温泉街を過ぎると、道は緩やかに登り始め相俣ダムから14キロで登り切り三国トンネルの入口に着く。新潟県に入り緩やかな下りを快適に下って行くと、苗場スキー場の町をトンネル入口から4.8キロ程で過ぎ、残り苗場の町から6.3キロ弱で二居トンネル手前okkyの入口に・・・ここを左折して1.2キロ程、一気に下るトンネルを抜けると目的地の駐車場です。

    撮影に関して遊歩道等、完備されているので制約無く撮れます。
    第二取水口前から堰堤を・・・第一取水口は左手上流方向に
    203 「二居ダム」okky / 場所・南魚沼郡湯沢町大字三国
    形式・(R)ロックフィル式 / 堤高・87.0M(第82位)
    最大貯水量・18.300千3(第276位)
    目的・(P)発電 / 竣工年度・1978年


    あとがき: 今回も、徳山ダムに続きロックフィルダムの紹介となりました。カッサダムは個人で踏破するルートがなく(季節により、かぐらみつまたスキー場・田代スキー場のスキーリフトかゴンドラを利用すれば何とか・・・)この見学会は電源開発(株)奥清津発電所のご厚意により、オフ会メンバーに道を開いて頂きました。見学スケジュールは、二居ダムに集合したメンバー達は始めにVTRを使った説明を受け、電力ミュージアムとなっている第二発電所内をコースに沿って一通り見終わって、用意されたマイクロバスで「かぐら・みつまたスキー場」に向かう林道を、リフトやスキー場を見ながら目的地に進む。途中閉鎖されたゲート(一般立ち入り禁止の・・)通過、ここから3.5k程でダム堰堤下にたどり着き、堰堤下・ダムサイト・天端・第一取水口・第二取水口・と時間オーバーにも関わらず案内して頂きました。多忙な時間を我がダムキチ達に時間を割いて頂いた、電源開発(株)担当の方々に敬意を払いカッサダムの紹介と致しました。
    なお、映画「ホワイトアウト」の中でokkyの施設が使われ、撮影には全面的に協力されたようです。