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ダムを訪ねて!えてやんのホームページ

2002.10.01 UP

NO.0015


104 「御母衣ダム」


  • 踏破日・・・・・2002.08.24(土)
  • 場所 ・・・・・・岐阜県大野郡白川村平瀬
  • ダム形式・・・R(ロックフィル式)
  • 堤高 ・・・・・・131.0M (第22位) 【堤頂長.405.0M】
  • 最大貯水量・370.000千m3(第5位)
  • 目的 ・・・・・・[P]*1
     竣工年度・・・1961年
    *1 P (発電)

    {ダム年鑑1999年版による}

    *ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表しています(3200番目はいつ・・・)



    右岸より堰堤下を望む
    取水口から堰堤を望む

    ひとこと:

     このダムは、世界遺産に登録されている白川郷から20キロ弱、庄川の上流に造られたロックフィル式のダムで、完成当時ロックフィル式では日本最大で堤高(昭和35年当時、日本で6番目)はじめ、 すべてが世界的規模のダムであった。同年に日本一の黒部ダム(アーチ式)も完成している。ダム下側国道沿い「J−POWER]の敷地から遠望する堰堤はそんな自慢を微塵も見せずどっしりと落ち着いていた。戦後のエネルギー 不足を補った(発電所はダム直下、地下210メートルに造られている)誇り高きダムですが、見た目には特長の無い普通のフィル式で、積み上げた石の間に雑草も無く、ツヤのある石からは40年の風雨に耐えた姿は感じられなかった。 今は湖底に沈んだ4部落(230戸)と共に”莊川桜”に人気を取られ忘れられたダムとなっている。ダムサイト附近にはロケーションが素晴らしい展望台や、ダムの模型から白川郷の風土・生活等を説明した展示館もある。

    アクセス方法:

    名神高速道路・一宮JCTから 東海北陸自動車道に入り終点(?)の莊川IC(02年8月現在、この先は工事中)で下り、国道158号線を白川郷方面に4キロ程走ると 国道156号線(越前街道)と合流する牧戸橋交差点に着く。この信号を道なりに156線(白川街道)を北上、暫く走り岩瀬橋を渡ると右側に御母衣湖を見ての走行となります。牧戸橋交差点から5.7キロ程で「莊川桜」の植えられた 公園が湖側にあります。ここから8.5キロ程で御母衣ダムのダムサイトに到着。なお駐車場は堰堤から離れているので少々歩きます。白川郷へはそのまま道なりに進むと18.5キロ程の距離です。(白川郷へ入る手前2キロあたり右側に、 放水している鳩谷ダムが見えます。)
    中央道から長野自動車道と走り、松本ICから安房トンネルを抜けて高山方面から入る観光道路(?)利用も可。

    あとがき: 今回の御母衣ダム踏破は、ボリューム不足!デジカメの中味は”莊川桜”のカットがいっぱい!・・・TVの影響か・・・?実は同乗者が相棒のダム仲間でなかったので観光が目的の移動となりました。”莊川桜”を目にする前は近くに有る桜の 木と変わらないと思っていましたが、照蓮寺と光輪寺2本の樹齢400年を越したヒガンザクラは立派でした。その脇には、次の代を担う2世の桜の木も大きく育っていました。莊川桜について詳しく知りたい方は、こちらのサイトをどうぞ 莊川桜2本の葉桜(?)の写真を整理しながら、桜の咲く頃に今回歩いた白川郷・五箇山・白山スーパー林道・古川・高山を再度廻って見たい気がしました・・・混雑を覚悟で・・・