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ダムを訪ねて!えてやんのホームページ

2002.02.09UP

NO.0010


27 「三春ダム」


  • 踏破日・・・・・2000.04.19(水)
  • 場所 ・・・・・・福島県田村郡三春町大字西方
  • ダム形式・・・G(重力式)
  • 堤高 ・・・・・・65M
  • 最大貯水量・42.800千立方メートル(第117位)
  • 目的 ・・・・・・多目的[F.N.A.W.I.]*1 竣工年度・・・1997年
    *1 F (洪水調節) N (不特定用水) A (かんが用水) W (水道)I(工業用)

    {ダム年鑑1999年版による}

    *ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表し一覧にリンクしています(3200番目はいつ・・・)


    整備された堰堤上
    満水のダム湖(さくら湖)

    ひとこと:

     このダムは、郡山市から東に8キロ弱の阿武隈川の支流・大滝根川に造られた治水を目的とした新しい重力式多目的ダム。堤頂長174メートルと短く、中規模と呼ぶより小規模に近いダムですが、大きな放水ゲートは4門造られている。理由は、なだらかな丘陵地帯にある為に、多目的ダムでは福島県で摺上ダム・大川ダムに次ぐ貯水量の為である(全国117位)。他に発電用として日本一の奥只見と3位の田子倉ダムがありますがこれをカウントすれば第5位。堰堤下には整備された道路で簡単に入れますが何も有りません。堰堤上は小さな公園の様な造りになって散策するには丁度良い。ダムサイト及びさくら湖の周りは、公園やイベント会場が点在しダムを見下ろすように、温泉と宿泊設備の整った「三春の里・田園生活館」等、諸設備も併設されている。

    アクセス方法:

    東北自動車道を郡山JCTから磐越道をいわき方面に入り、郡山東ICを下りる。バイパス(郡山東部広域農道)に出て三春方面に向かい県道61号線(郡山大越線)の交差点になる。信号を左折して2キロ弱で大滝根川に掛かる橋(ダムが見えます)を渡らず左に入ればダム下に着きます。そのまま進めばダムサイトから「滝桜」方面、さくら湖を巡る周回道路になる。谷田川三春線道路に入ると、湖の中央を渡る美しい春田大橋を経由して対岸に至る。



    あとがき: 今回のダム紹介は、少々色あせた2年近く前に踏破したダムになりましたが福島県で初の・・・と云う事と、今年の踏破計画に奥只見ダムをメインに福島のダムを潰す計画を起てましたので敬意をはらいました。岐阜の徳山ダムの工事も進んでいる様ですので、奥只見が日本一でいる内に・・・踏破しよう!と今、効率良く廻れるルートを作成中です。山間の雪が消え動き始める季節が来たら、予告致します。 ・・・この三春ダムの近くに、国の天然記念物に指定された「三春の滝桜」があります。樹齢1000年以上のベニシダレサクラの古木で4月中旬〜下旬が見頃。
    予告:山梨にある葛野川揚水地下発電所(写真は、工事中の内部)の上部ダム”上日川ダム”を狙っていますので、次回は葛野川発電所の上・下部のダムを紹介したいと思います。