NO.0006
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「奈川渡ダム」
堰堤の上と下からの画像に切り替わります
{ダム年鑑1998年版による}
※ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表しています(3200番目はいつ・・・)
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ひとこと: このダムは乗鞍岳の麓にある揚水式の発電用アーチ式ダムで、アーチ式では黒部ダム(富山)・温井ダム(広島)に次ぐ我が国3番目に堤高のあるダムである。 堰堤上を主要な国道(158号線)が走る数少ないダムで他には大分県の「松原ダム」がある。堰堤下に下りるにはダムサイトにある「テプコ館」で、見学の申し込 みを行えばエレベーターで下りられます。ダム下から見上げると、アーチ式特有のオーバーハングした堰堤が素晴らしい迫力で迫ってきます。なお見学の所要時間3 0分で、発電所の中と実物の水車が説明付で見られます。(家族連れであれば、3D映画の観賞や展示ホールの見学、体験コーナー等、テプコ館の中も楽しみあり) 33 「水殿ダム」 踏破日:2000.06.11 形式:A 堤高:95.5M 最大貯水量:15.100Km3 目的:[P] 揚水式発電用アーチ式ダムで、奈川渡ダムのサブ的な働きをしている。堤高に対して堤頂長が343Mと 奈川渡ダム(353M)に近く、このあたり谷幅も広い為に堤高95.5Mが異常に低く見える。 また、アーチ式特有の堰堤の上下カーブも緩やかに見え、一見平面の様に見える場所があります。 32 「稲核ダム」 踏破日:2000.06.11 形式:A 堤高:60.0M 最大貯水量:10.700Km3 目的:[P] 発電用アーチ式ダムで、水殿ダムを補助しながら下流の発電所に送水している 放水ゲートが大きい小振りのダム。奈川渡ダムと同じ1969年に完成。撮影ポイントは右岸旧道と158号線の橋(車に注意)の上が正面になります。
アクセス方法: 中央道経由長野道の松本ICから27キロ、上高地・乗鞍方面(最近は安房トンネルが開通して高山への近道)に向かう国道158号線に稲核・水殿・奈川渡ダムと等間隔に造られている。稲核ダムには駐車場が無く右岸の旧道に入ってダムサイト付近が駐車可。水殿ダムには駐車場が有りますが同じ場所に道の駅「風穴の里」が有りこちらの方が何かと便利です。奈川渡ダムは、すみの窪トンネル(注:トンネル内で分岐している)を出て直ぐ左折で駐車場になります。対岸にも同等のスペース有り。 |
あとがき:
久しぶりにダムが話題になったこの夏・・・水不足を報じ始めると水がめと云われるダムが一斉に紹介され、各ダムがメディアを通じて知り認知された事と思います。そんな時、上高地・乗鞍高原・高山方面と観光で誰もが通ってナマで見た事のある、ポピュラーな158号線沿いのダムを紹介しました。
タイトルは奈川渡ダムになっていますが、水殿・稲核と連携したダムですので、犀川のダムとしてまとめてみました。