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ダムを訪ねて!えてやんのホームページ

2003.05.09 UP

NO.0019


110 「沼本ダム」


  • 踏破日・・・・・2003.03.15(土)
  • 場所 ・・・・・・神奈川県津久井郡城山町
  • ダム形式・・・G(重力式)
  • 堤高 ・・・・・・25.5M 【堤頂長.126.0M】
  • 最大貯水量・2.330千m3
  • 目的 ・・・・・・A.W.P*1 竣工年度・・・1944年
    *1 A (かんがい) W (水道) P (発電)

    {ダム年鑑1999年版による}

    *ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表しています(3200番目はいつ・・・)


    5門のゲートも湖水の中
    僅かに出ていた堤頂部

    ひとこと:

     このダムは、城山ダム(津久井湖)の一番奥に近い位置にある小ぶりの重力式コンクリートダムである。神奈川県にあるダムの総数は取水堰タイプを入れても13と少ないが、このダムは大正6年に造られた大又沢ダムに続く2番目に古く、終戦近くに完成した歴史を背負っており、旧式(?)のその姿には愛着が湧く。しかし、その後に造られた城山ダムの水位により堰堤が水没したり、見えたり(見えてもせいぜい堰堤半分位)する為に、マニアの間で幻のダムと云われている様だ。この日、城山ダムの水位は高く、堰堤を挟んで上下の水位は同じでダムが無くても取水は可能と云える状態でした。目的の水道水は川崎市と横浜市の一部に供給されている様です。発電用は津久井発電所に送水されている。

    アクセス方法:

    中央自動車道を相模湖ICで下り、国道20号線を八王子・東京方面に進行すると、3キロ程で相模湖駅前交差点に着くのでここを右折して、国道412号線に入り相模湖に向かって一気に下り、左に相模ダムの堰堤を見ながら相模湖大橋を渡る。アップダウンの激しい道を道なりに進行、遊園地の前を通り帝京大学前の信号を過ぎて、300メートル程で左側にJOMOのスタンドがある。ここまで相模湖駅前交差点から5.5キロ。このガススタンドの先を壁に沿って左に入り、500メートル弱で行き止まりの小さな広場(駐車場)に出る。沼本ダムの水利権許可の看板が建てられているが、ここから相模川を見下ろすとダムが目に入ってくる。帰路は相模湖方面に戻らず、412号・413号線と走って三ケ木から相模原・橋本方面に向かって国道16号線に合流する方法もあります。撮影ポイントは左岸のみになりますが多少制約(?)が有ります。右岸側での撮影は不可能です。




    あとがき: 今回のダム紹介は、踏破した日の1ヶ月程前の2月7日、TV朝日『たもり倶楽部』ダム放流大賞を覗いて仕舞ったのが切っ掛けでした・・・知人がダムの近くに居るのですが、いつも夜の訪問が多く残念ながら今回が初見参で念願が果たせました。何年か前に大変な渇水で津久井湖が干しあがる様なニュースが流れましたが、その様な事が起きないと(不謹慎な発言です・・・)堰堤の勇姿は見られそうも有りません・・・この夏の水位の下がる渇水期に再度足を運んで堰堤を捉えてみたい。次回の紹介は黒四!と思っていましたが、黒部渓谷鉄道の落石事故に寄る復旧が遅れているので、本年度の関西電力「黒四見学会」は7月に入ってから開らかれる様ですので、間に合いません!