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ダムを訪ねて!えてやんのホームページ

2001.12.27 UP

NO.0009


91 「小河内ダム」


画像が切り替わります
  • 踏破日・・・・・2001.11.08(木)
  • 場所 ・・・・・・東京都西多摩郡奧多摩町
  • ダム形式・・・G(重力式)
  • 堤高 ・・・・・・149.0M      【国内12位】
  • 最大貯水量・189.100千m3 【国内13位】
  • 目的 ・・・・・・[M] [P] ※1
  • 竣工年度・・・1957年
    ※1 M:上水道用水 P : 発電 

    {ダム年鑑1999年版による}

    ※ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表し一覧にリンクしています(3200番目はいつ・・・)


    左岸より奥多摩湖と余水吐口を望む
    月夜見第二駐車場(旧・有料道)より遠望
    ひとこと:

     このダムは東京と山梨県の県境に位置し、東京都が単独に造った日本一の水道専用大型ダムで昭和13年(1938年)に工事に着手、戦争で一時中断されたが昭和32年(1957年)長い期間を掛けて完成。ダム下の発電所近くで堰堤を見上げると149メートルはさすがに高い!と圧倒されるが、設計の古いダムの割には美しい堤体と、2本の管理用エレベータ塔が角のように見え恐怖感は少ない。 奥多摩湖と名付けられ貯水された水は発電(東京都交通局用・最大19.000KW発電)に利用後、下流の小作・羽村両取水堰で取水され、各々の浄水場に運ばれて各家庭に給水される。ダムサイト付近は都民のレクリェーションの場所として、ダムの歴史や奥多摩の自然にふれる「水と緑のふれあい館」等有り、良く整備されている。左岸には工事中に命を落とした87名の名前を刻んだ慰霊の碑が静かに建てられている。撮影ポイントは無限に有りますが、歩く覚悟で・・・
    アクセス方法:

    中央自動車道を八王子ICで下り、国道16号線を拝島・川越方面に進行、1キロ弱で左入交差点に此処を左折、国道411号線(滝山街道)に入り道なりに青梅方面へ、20キロ程で畑中一丁目交差点に着く。此処を直進して多摩川の左岸を走る県道45号線(吉野街道)を北上、梅の名所「吉野梅郷」を通って古里の交差点で411号線(青梅街道)に合流、左折して13キロ弱でダムサイトの駐車場に着く。堰堤下に下りるにはダムサイトに着く手前の、中山トンネルと桃ノ沢トンネルの間を左に下って行く。【帰路は、411号線(青梅街道)をそのまま進めば 塩山市へ、途中を左折して川野上川乗線(旧・奥多摩有料道路)に入れば「都民の森」を経由してあきる野市に・・・】



    あとがき: 我が日常生活の中で一番お世話になっている”水”、その源のダムをいの一番に紹介しなければならなかったのに、「みずがめ/9号」でやっと責任を果たせました。水道を主目的にした矢木沢・草木・藤原・その他、まだまだダムは有ります。来年の楽しみに・・・踏破目標に残しておきます。 12月22日、今年の締めに前日降った雪の残る道を頑張り、踏破した山梨の葛野川ダム(下部)と、地下に造られた揚水発電所を見学!今、東京の近郊(?)に日本一とか世界有数の・・・と、冠の付いた地下揚水発電所が造られています。当然ダムも上部ダム・下部ダムと同時に着工している訳ですから、ダム愛好家としては応えられないニュースです。来る年も益々精を出して彷徨するつもりです。