2001.05.21UP
NO.0004
57〜67 「沖縄ダム特集」
城壁を模した美しい「漢那ダム」
{ダム年鑑1998年版による}
63. 福地(ふくじ)ダム 場所=国頭郡大宜味村字田港 ダム形式=R(ロックフィル式) 堤高=91.7M(国内78位) 最大貯水量=55.000k立(国内81位) 目的=F[洪水調節]N[不特定用水]W[上水道]I[工業用] 1990年に再生された沖縄本島で堤高が一番高く、辺野喜ダム・普久川ダム・安波ダム・新川ダムと地下の調整トンネルで連がり、これらのダムの貯水量を効果的に調整している主力のダムである。なお、このダムの建設は米陸軍により始められたが、本土復帰に伴い日本側が引継ぎ日米で協力して74年に完成した・・・その記念の脾がダムサイトに建てられている。 |
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66. 安波(あは)ダム 場所=国頭郡国頭村字安波 ダム形式=G(重力式) 堤高=86.0M(国内92位) 最大貯水量=18.600k立(国内220位) 目的=F・N・W・I 重力式のダムでは本島一の堤高を誇っているが堤長が245Mと比較的短い為に、86Mの高さ以上に高く見えるダムである。堰堤下には植え込みで「アハダム」と親切に表示されていた。 | |
61. 羽地(はねち)ダム 場所=名護市羽地字川上 ダム形式=R 堤高=66.5M 最大貯水量=19.800k立(国内207位) 目的=F・N・A[かんがい用水]W 現在、建設途中でほぼ堰堤は完成していた。湛水前で湖底と取水搭の全体像が見られた(写真)。計画では完成は2004年、満水となったダムの姿をもう一度見られるだるうか・・・? |
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57. 長浜(ながはま)ダム 場所=中頭郡読谷村長浜 ダム形式=R 堤高=48.3M 最大貯水量=1.600k立 目的=A 沖縄のダムは地形の関係から中部・北部地区に集中しているが、このダムは嘉手納に近い南部地区にある小型のダムで97年完成。 |
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60. 漢那(かんな)ダム 場所=国頭郡宜野座村字漢那 ダム形式=G 堤高=45.0M 最大貯水量=8.200k立 目的=F・N・A・W 1993年に完成したダムで、規模は小さい方に属すが城壁を模した壁面が、大変美しい絵になるダムである。堰堤下には堤高が低いので階段を利用して楽に下りられます。(*陰の声=城壁は天然石ではなく、強化樹脂製らしい・・・) | |
65. やんばる海水揚水ダム 場所=国頭郡東村字安波美作 目的=P 世界初の海水揚水発電施設で、八角形のダム(ため池?)は132Mの高台にあり、発電所はダムの下150Mの地下に造られている。揚水した海水を有効落差136Mで発電(3万KW)すると最大6時間でカラになる。沖縄で唯一の発電用ダム。県道70号線を高江から(小・中学校入口)この施設に向かう途中にある展望台は、太平洋をバックにして取水口から断崖上のダム・外部施設等が一望できる最高のロケーション。 |
64. 新川(あらかわ)ダム 77年に建設された、沖縄で初の重力式コンクリートダム。 | 59. 倉敷(くらしき)ダム 堰堤下の公園から見上げると、堤高(33.5M)が低いので本当に岡(フィル)のように見える。 | 67. 辺野喜(べのき)ダム 全国的にも珍しい重力式コンクリートと、ロックフィル式の複合形式のダム。 (手前が重力式、奥がフィル式) |
*ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表しています(3200番目はいつ・・・)