ダム便覧保存館 [「水がめ便り」入口ページ] [ダム便覧] [Home]

ダムを訪ねて!えてやんのホームページ

2003.02.10 UP

NO.0017


108 「山口ダム」



山口ダムと村山下ダムに画像が切り替わります
  • 踏破日・・・・・2003.01.14(火)
  • 場所 ・・・・・・埼玉県所沢市山口
  • ダム形式・・・E(アース式)
  • 堤高 ・・・・・・35.0M 【堤頂長.690.9M】
  • 最大貯水量・20.649千m3
  • 目的 ・・・・・・[W] ※1
  • 竣工年度・・・1934年
    ※1 W : 上水道用 

    {ダム年鑑1999年版による}

    ※ダム名の前にあるNOは、踏破したダムの順番を表し一覧にリンクしています(3200番目はいつ・・・)


    山口ダムの記念碑と第二取水搭を望む
    村山上ダム堰堤下
    村山下ダム堰堤で遊ぶカモの群れ
    ひとこと:

     この両ダムは、ダムと云う概念より貯水池”狭山湖・多摩湖”の名前で広く知れ渡っており、近くにはテーマパークや遊園地がある為、近隣の小・中学校の遠足(?)やハイキング等のメッカになっている。東京都の水がめは現在、遠く離れた地域に水源を求めているが、今なお代表的な水がめであり、中心を担っている水道専用のアース式ダムである。貯水量のある山口ダムは昨年の11月、阪神大震災を教訓にして4年以上の工期をかけ堤体強化工事を完成している。堤頂長も700メートルとなり、幅も11メートルに拡幅された真っ白なコンクリートの堤頂部が目に眩しかった。堰堤下から見上げると、芝生を敷き詰めた小高い丘!そんな感じに見えるダムである。村山下ダムもアース式ダムで、特別変わったと云える処はなく、石積みの堰堤下には新しい住宅が迫り都会の中のダムと変貌しつつある。湖(多摩湖)には水鳥が多く飛来してきており、近くの住民が餌づけしているのか堰堤上にあがって群れていた。このダムと山口ダムの間(西武ドーム球場の南側)に、同じアース式で大正13年(1924年)に造られた古い「村山上ダム」があります。最近の揚水式発電所用の接近したダムの様に上ダムの堰堤直下迄貯水されていた。両ダム共、撮影には場所を選ばず自由に撮れますが、村山上ダムは撮影に少々制約があります・・・

    アクセス方法:

    中央自動車道を八王子ICで下り、国道16号線(東京環状)を川越・大宮方面に道なりに進行すると、横田基地を右にインターから11キロ程で、箱根ヶ崎バイパスに入る分岐点がありますす。中央の地下道に入らず測道の箱根ヶ崎・青梅街道方面に進行、新青梅街道の交差点をパスして測道より1キロ弱で旧青梅街道の箱根ヶ崎交差点に、ここを右折して道なりに4.1キロ程で武蔵村山市の市役所西交差点に着く。左折して県道55号線(所沢・武蔵村山・立川線)に入る。この道路は信号もなく交通量も少ない尾根の一本道の為、スピードを出し過ぎないよう路面に等間隔で凹凸を付けてある。強いショックが有るのでスピードには注意して下さい。4キロ弱で信号の無い三叉路に、ここを左折すると山口ダムの管理事務所の建物が見える。近くに公共の駐車場がなく駐車には苦労します。(道路が狭いために路駐は厳禁です・・近くの寺院かユネスコ村の有料を)
    村山ダムには三叉路迄戻り、左折して55号線に戻り600メートル程で信号のある三叉路に、左折で55号線・右折すると即、村山上ダムの堰堤上を走る道に入る。(ここも駐車場なし)
    村山下ダムには、堰堤手前を左折して多摩湖周遊道路に入り、西武ドーム球場・西武多摩湖線を左に見ながら道なりに進行すると、2.8キロ程でダムサイトに着く。(駐車場なし)一方通行の道路のように道幅が狭いので走行には注意して下さい。


    109   「村山下ダム」 踏破日:2003.01.14 場所:東京都東大和市清水 ダム形式:E 堤高:32.6M【堤頂長.587.3M】 最大貯水量:12.148Km3 目的:[W] 竣工年度:1927年

     


    あとがき: 03年最初のダム紹介に、自分の生活に深く関わっている市の水道水・・・その水源を見に出掛けました。アース式ダムと云うことで何となく敬遠しており、近くて遠いダムでしたがやっと実現しました。
    昨年は思わぬ体の不調で、計画した踏破目標が完全に未達!五つ程計画したコースが宙に浮いています。体調もほぼ戻ってきましたので、今年それらを精力的に踏破して報告する予定ですので、乞うご期待(?)今年も当サイトをよろしく可愛がって下さい。