第13回 入選 糸賀一典 「水カーテンが揺れる」 (栃木県・川俣ダム)
[選評] <選評・宮島 咲> 川俣ダムの堤体下流に架かる吊り橋から減勢工を撮った写真ですね。右からの放流はハウエルバンガーバルブからのものでしょうか。左からの発電用放流の水と共に、湖面に着水するまでの間に風に流されカーテンの様に広がりを見せています。その様子は、湖面にたった白波が物語ってくれています。また、紅葉をアクセントに入れたのも大きなポイントだと思います。青系の単調な色彩が引き締まり、水流を強調してくれている様に見えます。
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第16回 優秀賞 ハル 「主役多数」 (栃木県・川俣ダム)
[選評] <選評・森 日出夫> 「川俣ダムの工事足場がすごい」とツイッターなどでちょっとした話題になっているようですね。アーチダムの両岸の岩盤補強工事をするため、両岸にほぼ垂直な角度で高さ80mに及ぶ足場が構築されています。真上からのアングルで、そのダイナミックさが強調され、工事の凄みを感じさせる1枚です。足場や堤体のシルバーと紅葉のコントラストも綺麗です。
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第17回 入選 四国三郎 「キャットウォークから休日の工事現場を見上げたら」 (栃木県・川俣ダム)
[選評] <選評・森 日出夫> 高さ80mに及ぶ、川俣ダムの岩盤補強工事用の足場を下から撮影したものです。規模の大きさと垂直に組み立てられた景観から、ダムマニアならずとも見学者が多いと聞いています。上からのアングルはよく取り上げられますが、下からはめずらしいです。ダム見学会で撮られたようですが、迫力があって、この足場を使っての工事の緊張感が伝わってくる作品です。
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第18回 最優秀賞 ハル 「土砂降りのライトアップ」 (栃木県・川俣ダム)
[選評] <選評・西山 芳一> 通常、雨降りでの撮影は嫌なものですがライトアップのおかげで素晴らしい作品になりましたね。勢いよく吐き出される放水の下から右岸に沿って立ち上る霧はまるで動いているかのように見えます。ダム撮影の場合は雨降りだからといって諦めず、とりあえずは行ってみましょう。霧が素晴らしい演出をしてくれることが多々ありますので。
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