第16回 優秀賞 子持ち・アッカーマン 「雛壇」 (群馬県・薗原ダム)
[選評] <選評・中川 ちひろ> まっすぐな(?)ピサの斜塔のようにも見えるし、階段のつき具合がニューヨークのビルディングのようにも見えるし…。なんだかすごい一枚です。これは角度をつけず、真横から撮影したのが大正解です! 被写体をベストに見せています。思い切って画面上の上部と右端の緑を入れずに撮影して、すべてコンクリートで埋め尽くしたら、より迫力が出て凄みが出ると思います。写真は自由! 見たものをそのまま写す必要はありません。そこに、撮り手の個性が出ます。ちなみに今年も薗原ダムはお祭りがあるようですよ!
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第20回 入選 太田正実 「しぶきを浴びて」 (群馬県・薗原ダム)
[選評] <選評・中川 ちひろ> 大人がレインコートを着て水を浴びに行くこの姿、いいですね?。いえ、水を浴びに行ったのではなくて写真を撮りに行ったのだと思うのですが、雨の日に、わざとみずたまりに足を入れたあの頃の期待感と、ほぼ同じではないかと予想しました。手前の赤い服が透けてる方、顔が写ってなくても背中から笑っている様子がうかがえます。さぞ迫力ある体験だったことと思いますが、個人的には大人が集まってレインコートを着てまで撮影したいと思うその気持ちに、キュンとします。
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第20回 入選 iiysk 「雪が降った朝は」 (群馬県・薗原ダム)
[選評] <選評・西山芳一> 雪景の中、谷の奥に半身を見せて控えめに佇むコンクリートダム。ズームせずに堪えた画角が抜群です。単に巨大さを表現するよりも自然の中で縁の下の力持ち的なダム本来の存在意義を表しているようにも思えます。同じアングルでも緑の中ではおそらく埋もれてしまうので、ある程度のダムの存在感を主張できる白い雪の中に配置したのは正解ですね。
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