第10回 優秀賞 大倉裕史 「NO.5」 (埼玉県・玉淀ダム)
[選評] <選評・西山 芳一> 水の表情で「静」の中の「動」をうまく表現しています。動き的にさみしい右画面には放水のようなシャープな流れをさりげなく入れているのも画面に緊張感を持たせています。あと10分待って撮れば、バックの木々も暗くなり、「暗」の中の「明」をも表現でき、多くの意味でのコントラストと緊張感のあるGoodな作品になったでしょう。
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第17回 入選 子持ち・アッカーマン 「ゲートのある夏」 (埼玉県・玉淀ダム)
[選評] <選評・中川 ちひろ> 洒落たタイトルです。開放的な夏なのに、のんびりした様子の人が写っているのに、天気もいいのに、でもゲートが、、。不自由さのなかの自由。閉ざされた空間でのつかの間の休息。閉塞的になりそうなテーマですが、むしろ楽しそうです。それはこの写っている人が上半身裸で、背中から平和を感じるからなのでしょう。「ダムに親しむ」のテーマでしかできない表現ですね。
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