第11回 優秀賞 清水篤 「夏のダム見学」 (長野県・小渋ダム)
[選評] <選評・中川 ちひろ> 美しい構図ですね。コンクリートの塊が写真の多くを占めるのに、なぜか重い印象を受けないのは、全体が曲線で構成されているからだと思います。曲線の中にも、階段の直線がまるでスパイスのように効いていて、ほど良く全体を締めています。「ダムに親しむ」というテーマからはそれますが、思い切ってモノクロにしたら、形がより強調された写真になり、迫力ある一枚になると思います。
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第11回 最優秀賞 清水篤 「Space fantasy」 (長野県・小渋ダム)
[選評] <選評・西山 芳一> 前回のコンテストまでに優秀賞を4度、入選を6度も受けられ、なんと第6回から連続入賞の氏が遂に最優秀賞の栄光を獲得されました。 今回は5点もの作品が受賞されていますね、おめでとうございます。選者一致、文句なしの最優秀賞でした。 今までの私の選評を少しでも参考にしていただけたのでしょうか? 毎回いろいろなことを言わせていただきましたが、今回ばかりはケチのつけようがございません。 脱帽です。次回からは別の作風にも挑戦してみてください。期待しております。
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第18回 優秀賞 ハル 「水鏡に放つ」 (長野県・小渋ダム)
[選評] <選評・萩原 雅紀> ものすごい数の応募作の中で、ひと目見て息を呑み、目が離せなくなる美しさの作品でした。おそらくここは普段は立ち入ることができない場所だと思いますが、見学イベントの際に撮影されたのでしょうか。そしてライトアップ中の夜景で放流中、しかも風のない日ということで、そうとうな計算と偶然とが重なり合った結果だと思いました。水鏡に合わさったアーチダムの堤体が蝶の羽のようにも見えて、とても印象的です。
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