第1回 入選 山崎幸利 「朝霧」 (岐阜県・大井ダム)
第3回 最優秀賞 声姫 「冬の大井ダム」 (岐阜県・大井ダム)
第5回 入選 ふかちゃん 「視力検査」 (岐阜県・大井ダム)
[選評] 下流面ばかりに目の行きがちなダム写真ですが、裏面とも思われがちな上流部をうまく捕えました。午前の光ですね。真西を向いたゲート数の多いこの古いダムは、一日中狙ってもしっかりとした撮り応えのあるフォトジェニックなダムといえます。
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第11回 優秀賞 清水篤 「激流の造形」 (岐阜県・大井ダム)
[選評] <選評・窪田 陽一> 「その他」部門で受賞した作品二点は、今回の最優秀賞、そして「ダムに親しむ」部門の優秀賞と入選も獲得された、 いずれも同じ撮影者による作品となりました。合計で5点もの力作を生み出した熱意と技量の高さは、抜きん出たものを感じます。 どの作品もモノクローム調のトーンをしっかりと見据えた、光への冷静な眼差しで、撮影対象に引き込まれずに、むしろ突き放したかのような、 ある意味では禁欲的な枠組みを自らの作品に求めようとしているかのようにも見えます。 ダムの下流の水面に視線を向けているという点は両作品に共通していますが、映像にとらえられたそれぞれの水の様相は極めて対照的です。 意識的に組写真として撮影されたかどうかは分かりませんが、「動」と「静」という、わかりやすくはあるものの、 思い描いた通りの映像を実際に撮影できるとは限らない難題に挑んだ眼差しを、高く評価したいと思います。 乱流が渦巻く轟音が聞こえてきそうな長時間露光も、下手をすれば綿菓子のように水が写ってしまうかもしれません。 そうならずに踏みとどまることができた思い切りの良さが、この作品から伝わってくるように感じます。
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第12回 入選 荻山清和 「夜桜見物」 (岐阜県・大井ダム)
[選評] <選評・中川 ちひろ> これがダムと言われなかったら、どこかの名勝地と思ってしまいそうです。 ライトアップされた木々の奥には、赤い橋と観覧車、さらにその奥には山がグラデーションになって見えます。 ああ、ここに行ってみたい。
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第15回 入選 声姫 「Night View」 (岐阜県・大井ダム)
[選評] <選評・萩原 雅紀> ここ最近、僕も大井ダムをさまざま状況で何度か撮影したのですが、この写真にはやられました。 深い夕焼けの空、照明に照らし出される木々の緑、光を反射して輝く水面、強いコントラストで硬さを感じさせる岩、その中で細部までディテールが記録された堤体。 個人的には今回もっとも印象に残りました。
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第16回 最優秀賞 ハル 「暗がりの全門放流」 (岐阜県・大井ダム)
[選評] <選評・西山 芳一> 後景の空の雲と全面的なダムの放流、どっしりと構える両サイドの岩と発電所、そして前景の豪快な水流、画面の隅々まで小気味よく構図や切り取り方、配置を計算して出来上がった作品です。橋からのアングルを考えて幾度となく通い、これぞという素晴らしい機会を逃さずにカメラに収めたと思われる秀作です。
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