第15回 入選 HAMTIY 「パチっ☆」 (愛知県・新豊根ダム)
[選評] <選評・宮島 咲> 新豊根ダムの抜水の時の写真ですね。 抜水とは、主ゲートと予備ゲートの間に貯まった水を抜くことです。 新豊根ダムでは、この作業に合わせファンファーレを奏でる試みがされました。 キャットウォークにいる人々はファンファーレの演奏者です。 音楽とダムを組み合わせた試みは、今回のテーマ部門に相応しいイベントだったと思います。 また、堤体の大きさと人の小ささが良く表現されており迫力を感じます。 ただ、多少ピントが甘く感じました。
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第17回 入選 HAMTIY 「眼光を放つ」 (愛知県・新豊根ダム)
[選評] <選評・萩原 雅紀> 放流中なのでしょうか、堤体下流面を照らす照明で堤体のシルエットがくっきり浮かび上がっていますが、重要なのはやはり霧ですね。これによってゲートまわりの影が手前に伸びる幻想的な仕上がりになったと思います。いっぽうで左側の発電用取水ゲートはやたらリアルで、1枚の写真の中で面白い対比になっていると思いました。欲を言えば構図をもう少し詰められるのでは(考えた末かも知れませんが)、と感じてしまったのと、似た作品を何枚か応募されていたので覚悟を決めて1作品で勝負してほしかった、という点をお伝えして次回作に期待します。
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第19回 優秀賞 堰斎 「不死鳥」 (愛知県・新豊根ダム)
[選評] <選評・宮島 咲> ダムの天端から直下を見下ろした写真です。コンジットゲートから勢いよく放流された水を撮ったものです。減勢工内で跳ね返った水しぶきが漂い、まるで不死鳥の様に見えます。今回のテーマは「激」ですが、減勢工内で暴れまわっている水流は激そのもの。じつは、この手の放流シーンは結構簡単に撮れるものなのですが、その上で、不死鳥を連想し作品に仕上げた作者さんには恐れ入りました。
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