第19回 優秀賞 HAMTIY 「堤体越しに見える煌めく街」 (大阪府・安威川ダム)
[選評] <選評・森 日出夫> これがダム工事を写したものであるという事を、すぐには理解できないと思います。安威川ダムは典型的な里ダムです。ダム工事は通常山奥で仕事をすることが多いのですが、こんなすばらしい夜景を見ながら仕事ができるなんて羨ましい限りです。夜空、夜景、堤体のバランスが絶妙で、堤体の灰色のリップラップが、下方の大きく広がる夜景にクッキリ浮かび上がる様は幻想的です。
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第19回 入選 HAMTIY 「コアが埋まる時」 (大阪府・安威川ダム)
[選評] <選評・森 日出夫> 安威川ダムは中央遮水型のロックフィルダムで、堤体中央に粘土質のコア材を配置し遮水の役目をさせ、廻りのロック材で堤体の安定を保つ構造となっています。写真は、盛立が進捗し、堤頂部の狭いエリアでのコア盛立が行われている状況です。埋設計器の設置も同時に行われ重機や、作業員が安全を確保しながら生き生きと稼働している様が映し出され、躍動感があふれています。
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第19回 入選 HAMTIY 「サッカーが見えるようになったよ」 (大阪府・安威川ダム)
[選評] <選評・中川 ちひろ> ダムの隣でサッカーとは、まさにダムに親しむ光景です。わざわざ見に行ったわけではなく、サッカー場の近くにたまたまダムがあるというシチュエーションが、ダムをぐっと身近に感じさせますね。その様子をいいなと思って撮影している人がいる、というのもまた素敵です。
タイミングを狙ってシャッターを切ったのだと思いますが、人、クレーン車、空、地面の配置と色のバランスがとても気持ちがいいです。地面と空の切り取り方もとてもよく考えられていますし、全体にちりばめられている「白」も差し色として力を発揮しています。見た瞬間に「お!」と引っかかる作品でした。
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