D-shot contest 入賞作品
- 温井ダム -




第1回 最優秀賞  けんさん 「空から見た温井ダム」 (広島県・温井ダム)




第2回 優秀賞  けんさん 「輝く温井ダム」 (広島県・温井ダム)




第8回 入選  ぺこにゃん 「星空のもとで」 (広島県・温井ダム)

[選評]   ここまでの長時間露光ですと星が動いてしまい、フィルムでは到底撮れない作品です。数多くの応募のあった夜景の中では色使いの素晴らしい一枚でした。デジタルならではの強みを如何なく発揮した確かに綺麗な写真といえるでしょう。これからは他の受賞作品も参考にして綺麗だけでなく、素敵な写真を狙ってくださることを期待いたします。




第10回 優秀賞  やまとり 「休日の天端」 (広島県・温井ダム)

[選評] <選評・窪田 陽一>
コンクリートの圧倒的な量感に囲まれながら、軽装の家族連れが思い思いに歩む姿を素直にとらえています。車椅子の人、親子、そしてペットの子犬たち。この天端の道が駅前の商店街であったとしても往来する人々として違和感のない登場人物ばかりです。それほどにダムが休日の日常として親しまれていることを、この作品は示しています。




第13回 入選  榊正博 「迫力の放流」 (広島県・温井ダム)

[選評] <選評・中川 ちひろ>
  気持ちのいい写真ですね〜。よく晴れた、真っ青な空となんだか美味しそうな白い二本の放流の様子。私もあの放流の前で写真を撮りたいものです。画面の8割が灰色のコンクリートで占められているのに、重苦しい印象はまったくないし、むしろとても軽やかなイメージを持たせるのは、小さく写った人物がちりばめられているからですね。写真右側の坂を駆け下りる女性も効果を上げています。細部まで見たくなる、笑い声が聴こえそうな、とても楽しい写真です。




第15回 入選  榊正博 「轟音」 (広島県・温井ダム)

[選評] <選評・宮島 咲>
温井ダムのホロージェットバルブからの放流ですね。「シューツ」という音が聞こえてきそうです。 バルブの横に立つ治水太郎さん(人形)がいることによって、水流の口径の大きさが際立っています。 また、ここから放流された水は、かなりの高さから減勢池に着水します。その音はどんな感じだったのでしょうか。 もし、引いたアングルの作品だったなら、着水の音も聞こえてきそうですね。 しかし、ホロージェットの音のみをピックアップした点が素晴らしいと思いました。




第17回 入選  ぺこにゃん 「龍姫の指和」 (広島県・温井ダム)

[選評] <選評・宮島 咲>
輪ですね。今回は「和」というテーマでしたが、中には「輪」の作品も応募されると思っていました。「和」には丸いという意味合いもあるので、これはこれで問題ないと思います。導水管をスライスしたオブジェでしょうか。太陽が導水管のてっぺんにあり、それが円の輪郭を強調した良い作品ですね。




第18回 入選  じゅんいち 「Supporting character」 (広島県・温井ダム)

[選評] <選評・萩原 雅紀>
堤体そのものではなく、堤体を彩る脇役にスポットを当てた写真ですね。フーチング階段やその手すりは連続性が面白くて、僕もよくこのアングルの写真を撮ります。縦構図で延々とした道のりを見せることで堤体の大きさが想像できます。とはいえ素材としては単調なので、この場合たとえばキャットウォークの屋根で連続性が切れてしまうのが少し残念だなと思いました。画面が手すりでいっぱいになるくらい寄るとか、コントラストを極限まで強めてみるとか、脇役が主役になるくらい思い切った挑戦も見てみたいと思います。