第13回 入選 鈴木篤 「虚実のはざまにみた潤いある未来A」 (青森県・津軽ダム)
[選評] <選評・森 日出夫> 減勢工のエプロンに薄く水が張られていて、そこに堤体がキレイに写りこんだ珍しい写真です。津軽ダムの堤体打設は天端まで完了しており、減勢工のエプロン幅が広い、あとこれが一番大事なのですが、エプロンの施工精度が非常に高いということで、このような写真が撮れました。私は、ウユニ塩湖を思い浮かべましたが、いかがですか。
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第15回 入選 iiysk 「月見桜」 (青森県・津軽ダム)
[選評] <選評・萩原 雅紀> 単に色鮮やかなライトアップを記録しただけでなく、あの形の月があの場所から覗く、そのタイミングを射止めた時点で勝利でしょう。 計算されたのか偶然なのか、どちらにせよ同じ写真を撮ろうとしてもまず難しいと思える作品は、羨ましいとか悔しい、という感情も湧かず単純に感動しますね。
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第16回 入選 iiysk 「津軽大瀑布」 (青森県・津軽ダム)
[選評] <選評・中川 ちひろ> なーんと、ド迫力な滝! じゃなくて放流でした。ゴオーーーと爆音が聞こえてきそうです。ほんものの滝は自然のものですが、この滝をつくったのは人の手だということを疑いたくなりますね。この写真はよく整理されていると思います。白い背景を、直線(橋)と直線(右のコンクリート)が縦断・横断し、唯一の円は人の頭。あえて奥行きを感じさせないグラフィカルな表現。欲を言えば、人間が一人だったら最高にかっこいいですが、怖いですね。失礼しました。
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