D-shot contest 入賞作品
- 鶴田ダム -




第10回 優秀賞  ぽこ 「ここが気になる」 (鹿児島県・鶴田ダム)

[選評] <選評・西山 芳一>
何処が気になるのでしょうか?質感と色彩の多様さをうまく切り取っていますよ。重機や作業員の動きにとらわれがちな「工事中のダム」部門で、現場を外から客観的に見た「お手本」のような作品です。全体を見て「なーんだ、せっかく遠くまで来たのに改修中かい!」と残念がる方もいらっしゃるでしょうが、このような撮り方は参考になりますね。




第11回 優秀賞  ベジェ 「リビルド」 (鹿児島県・鶴田ダム)

[選評] <選評・森 日出夫>
  鶴田ダム再開発工事の迫力ある全容が、夜間照明の中で躍動感たっぷりに切り取られた作品です。 堤体下流面の穴あけ、減勢工導流壁の構築工事に、大勢の人が忙しく働く姿が想像でき、ダム好きにはワクワクさせられます。 鶴田ダムでは、写真の右岸側の工事が終了した後、放流を切り替え左岸側の工事が進められます。 今現在、この鶴田ダムの他、鹿野川ダム、天ケ瀬ダム等、大規模なダムの再開発工事が全国で行われています。 新規ダム建設とは工法も大きく違っているため、従来にない構図も考えられ、「工事中のダム」部門の新たな被写体になることが期待できます。




第18回 入選  kawasemi285 「滝」 (鹿児島県・鶴田ダム)

[選評] <選評・中川 ちひろ>
この写真のポイントは、先頭の人が持つ、自撮り棒付きカメラが入っていることです。これがなかったら、この「滝」の大きさがそこまで巨大だという印象になりません。それに手でカメラを持っているだけならば、写真に対してあまりにも存在感がないため対比するどころか気づきません。この棒があることで、目線が自然と棒の先に行き、ああこんなにこの滝は巨大なのかと気づくのです。物の大きさを伝えるためにタバコの箱を置くアレです。ところで、自撮りでどんな写真が撮れたのか、ちょっと気になりますね。