どんなダムキーワード検索:魚道


青野
(あおの)
兵庫県
多自然型魚道公園
魚道とともに、木や植物を一緒に植えて、魚だけでなく昆虫や鳥などいろいろな生物が住みやすいように周辺の自然に近い状態に整備した公園。魚道は長さ652m、高低差が18m。できるだけコンクリートを使わず、自然石を敷き詰めて階段状にして瀬やふちを作っている。平成15年に、土木学会関西支部技術賞を受賞。
池田
(いけだ)
徳島県
階段式魚道がある
池田ダムには、「階段式魚道」と言われる魚道がある。毎年、5月から7月にかけて、アユが群をなして遡上。ウグイ・オイカワ・コイ・ナマズ・ウナギなどの遡上も。
大野頭首工
(おおのとうしゅこう)
愛知県
魚道がある
高低差は約21mの魚道が設置されている。10mごとに休憩用プールがついている魚道。
加古川大堰
(かこがわおおぜき)
兵庫県
魚道がある
左右両岸に魚道が整備されている。階段式魚道で、流路延長は右岸約130m、左岸約130m。堰を遡上している魚種は、遊泳能力の高い、オイカワ、アユ等が中心。
上郷
(かみごう)
山形県
魚道がある
ダムの左岸側に魚道がある。最上川は、平成6年6月、東北の直轄河川として初めて国交省の「魚がのぼりやすい川づくり推進モデル事業」に指定され、上郷ダムでは老朽化した魚道の改修が実施された。
川辺
(かわべ)
岐阜県
魚道と舟筏路
右岸側に魚道と舟筏路がある。魚道を写した写真は、水がないものが多いようだが、使われていないのだろうか。
漢那
(かんな)
沖縄県
カニやエビが通れる魚道
河口から近いため、カニやエビ、ハゼなどの河川と海を回遊する生物の移動に影響が及ぶ。これら生物が海と川を行き来できるようにする魚道を整備。ハイダムでの魚道整備は国内では初めてというが。魚道の底には常に適度な水が流れる。途中には上り降りのための小さな石や、休憩できるような小さなプールも。
紀の川大堰
(きのかわおおぜき)
和歌山県
大規模な魚道
大規模な魚道を計画。左右岸に3種類、合計6基。このうち右岸側の3基の魚道は既に完成。形式としては、階段式、デニール付バーチカルスロット式、人工河川式の三種類を複合的に組み合わせている。
九頭竜川鳴鹿大堰
(くずりゅうがわなるかおおぜき)
福井県
魚道を設置
鳴鹿大堰には、左右両岸に階段式魚道、人工河川式魚道、呼び水水路がある。途中に魚道観察室があって、魚が階段式魚道をのぼる様子を見ることができる。
越戸
(こしど)
愛知県
魚道がある
右岸魚道があって、間近で観察することができるようだ。階段式魚道か。毎年4月下旬から6月上旬頃までアユの遡上を見ることができる。
小匠
(こだくみ)
和歌山県
古い防災ダム
50年以上前に完成した古い防災ダム。普段水を貯める必要がなく、堤体下部に穴があいていて、穴あきダムと呼ばれることもあるようだ。二つの穴のうち片方には魚道が付いている。古いためか、いろんな面白い点があるとも言われる。
小牧
(こまき)
富山県
エレベーター式魚道があった
鮎の遡上のため、日本で初めてエレベーター式魚道を設置。巻き上げ機で籠を引き上げる。昭和6年の1日最大引き上げ数は、6505尾だったという。当時としては世界一の魚道技術だったとも言われる。この魚道は、昭和9年の洪水により被害を受け、現在は撤去されている。
相模大堰
(さがみおおぜき)
神奈川県
魚道がある
魚道が両岸に設置されている。アユを対象とした主魚道と、ヨシノボリのような底生魚や遊泳力の小さな魚類を対象とした副魚道があり、遡上魚を誘導するための呼び水水路を併設。魚道観察窓からは、溯上する魚が見られる。
様似
(さまに)
北海道
階段式魚道がある
既設ダムに魚道が新設された。延長288m、落差22mの階段式(一部管路式)の魚道。アメマス、サクラマス、サケなどを対象にしている。
庄川合口
(しょうがわごうぐち)
富山県
魚道がある
ダムの左岸川に魚道が整備されている。階段式魚道のようだ。
浄土寺川
(じょうどじがわ)
福井県
上流に貯砂ダム
ダムの上流にかなり大規模な貯砂ダムがある。堤高22.0mの重力式コンクリートダムで、魚道も整備されている。
白丸調整池
(しろまるちょうせいち)
東京都
魚道を整備
平成7年度に工事に着手し、14年4月竣工。開水路部とトンネル部とに分け、魚道形式もアイスハーバー型魚道と潜孔型魚道の2つの形式を採用。魚道落差27m、魚道延長332m。対象魚種はヤマメ、サクラマス、アユ等。堤高が30mを超えるダムについての魚道は、比較的少ない。
瀬戸石
(せといし)
熊本県
魚がのぼりやすい川づくり
魚がのぼりやすい川づくりのため魚道を整備。「アイスハーバー型」を採用。全長約430mで、その3/4に当たる約300mはトンネルや暗渠。平成11年3月に着工し、平成13年度に竣工。瀬戸石ダムの魚道の他に新前川堰魚道、球磨川堰魚道などの整備も行っている。
中岩
(なかいわ)
栃木県
魚道を設置
右岸の既設魚道と流木路を改造して魚道が設置された。延長332m、落差22m。アユ、ヤマメ、ウグイなどを対象にしている。
長良川河口堰
(ながらがわかこうぜき)
三重県
魚道がある
呼び水式魚道、ロック式魚道、せせらぎ魚道の3種類の魚道がある。日本の魚道の代表例か。呼び水式魚道の様子は観察室から見ることができる。
西平
(にしだいら)
岐阜県
魚道がある
右岸側に魚道が整備されている。折り返しのある階段式魚道。
二風谷
(にぶたに)
北海道
サクラマスの資源保護のため魚道を設置
沙流川は、サケ・カラフトマス・シシャモ等の遡上する自然豊かな河川。ダム上流に産卵場所を持ち、海へ下りまた遡上するサクラマスの資源保護を主な目的に、階段式魚道を設置。ダム湖の水位変動に合わせてゲート(水路)が上下に動く構造で、国直轄ダムでは初めて採用。
初瀬
(はつせ)
高知県
魚道がある
左岸側に魚道がある。かなり大規模で、目立つ。
羽地
(はねじ)
沖縄県
エアリフト魚道を計画
従来の魚道は階段式多いが、堤高の高いダムではその規模などから通常設置が困難。このため、新しい魚道システムとしてエアリフ ト魚道を計画。空気エネルギーを利用した魚送管を開発し、平成11年にその実証実験に成功。主に遡上水槽内の魚介類をダム上流側の貯水池へ移送。世界で初めてとも。
美利河
(ぴりか)
北海道
日本一長い魚道
主にサクラマス資源の回復を目的に、全体計画約6キロと、日本一長い魚道が計画されている。階段式多自然型魚道で、そのうち約2.4キロが完成し、平成17年4月26日に通水式が行われた。
味噌川
(みそがわ)
長野県
貯砂ダムには渓流魚に配慮した魚道
貯砂ダムは上流から河川によって運ばれる土砂をダム湖へ流入する前に貯留、定期的に堆積土砂を搬出することにより、ダム容量を保全。貯砂ダムの魚道はイワナ、アマゴなどの渓流魚に配慮したもの。
宮中取水
(みやなかしゅすい)
新潟県
2本の魚道
右岸側に魚道がある。幅の広い魚道と幅の狭い魚道の2本が設置され、いろいろな魚が遡上できるように配慮されているのだろうか。
目保呂
(めぼろ)
長崎県
魚道を整備
自然環境とのバランスのとれたダム造りをめざし、アユなどの生態系の維持のため魚道を設置。貯水池水位の変動に対し、魚道出口部の水深を一定に保つために、浮力によって高さが変わるフロート式のパワーシュート式ゲートを持つ階段式魚道。延長178m、落差14m。
泰阜
(やすおか)
長野県
魚道があった
階段式魚道が、山肌に沿う形で作られていた。戦前に建設され、堤高が高いダムでとしてはごく珍しいのでは。佐久間ダムが完成して使用されなくなっているが、今でも構造物は残っている。魚道の歴史を知るためにも貴重なもの。
山須原(元)
(やますばる)
宮崎県
魚道がある
左岸側にかなりしっかりした魚道がある。階段式のようだ。