参考掲載 全項目表(スマホ用)
ダム番号:504
幌内ダム
(ほろない)
(撮影:samson)
説明
発電用として造られたダムだが、その後発電所が廃止され、ゲートが撤去されて、現在は砂防用ダムとなっている。
発電用ダムとして昭和14年1月に着工、15年12月に完了。しかし竣工検査直前に発電所建屋が火災に見舞われ、翌年5月、復旧工事を終え完了検査を受ける手はずが整った段階で、6月6日の夜半からの豪雨でダムは中央部から崩壊。濁流はダム下流を襲って死者の出る災害となった。
半年後には太平洋戦争が始まり、戦後の昭和26年8月、入植者と農家の電気などを確保する目的で、同じ場所で主要な部分をあらたにつくり直す形でダム工事が再開され、昭和28年12月に完成した。
その後地域に電力を供給してきたが、昭和48年3月、発電所は廃止され、ダムのゲートは撤去され、現在砂防ダムとなっている。
所在地
諸元等
河川:幌内川水系幌内川
目的:P
型式:重力式コンクリート
堤高:21.1m
堤頂長:161.9m
堤体積:15千m3
流域面積:269.9Ku
湛水面積:90ha
総貯水容量:7220千m3
有効貯水容量:880千m3
ダム事業者:雄武枝幸町電力農協
本体施工者:飛島建設
竣工:1953年