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■サクラマス

 サクラマスはサケ科の魚で、一生淡水で暮らすものをヤマメ、一時期海に下って暮らすものをサクラマスと呼ぶ。河川の上流域に棲むヤマメは体側にパーマークと呼ばれる黒っぽい斑紋がある。ヤマメ、サクラマスはともに食用に漁獲され、渓流釣りでも人気が高い。サクラマスもヤマメも地方によって呼び方が様々あって、二風谷ダムのある沙流川ではヤマメをヤマベと呼んでいるようだ。

 沙流川のサクラマスは、主に上流の支流で産卵し、11〜12月にふ化した仔魚は、1〜2年で体長10〜20cmになる。これらの個体のうち、雌のすべてと雄の半数は、体が銀色になったスモルトになり、4〜6月に川を下って海に降りていく。約1年を海で過ごし、4〜6月に沙流川に遡上し、9〜10月に、沙流川に残っていた雄も加わり、産卵する。



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