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◇ 最後に、新帝釈川発電所の工事現場へ


新帝釈川発電所の発電機・・この下に水車があり、水の流れを水車により回転運動に変えて、発電機を回します。発電に使った水は発電所前の川に流します。

そして、最後は発電所へ・・シャッターを開けて、発電機を見せていただきました。発電機は1基だけですが、最大1万1000KWの発電をします。一般家庭なら概ね1万世帯に送ることができる電力ということです。

今時、水力の1万KW程度の発電所なんて・・・と思われるかもですが、水力は燃料が不要、CO2を出さない、廃棄物も出さない、クリーンなエネルギーなのです。そして、今までは4400KWだったのが1万KW以上にパワーアップされます。既存の設備を有効利用できるように改修することで、以前より出力アップできるわけです。今は、リサイクルやリユース(再利用)の時代、古くなれば撤去すればいいという考え方じゃなく、改修して有効利用するという考え方は時代にマッチしていると思います。
ちなみに、発電所へつながる水圧鉄管の色は、中国電力様の標準では灰色なのですが、クマタカに目立たないようにするため、茶色っぽい色にするそうです。

さて、発電所の見学が終わると、東城町の新帝釈川発電所建設所へ戻りました。しばらくお話しをしたあと、見学会はお開きとなりました。ほんと、ふだん見ることできない物を見ることできたり、貴重な体験ができました。また、同時に、楽しい一時でした。副所長様、見学会参加の皆様・・ありがとうございます。


新帝釈川発電所・・シンプルなデザインの発電所です。

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