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堤高335mで、完成すればNurekダムを抜いて世界一の高さのダムになる。 タジキスタンのVakhsh川にあり、Nurekダムの約70km上流に位置する。タジキスタンでは、水力が最も重要なエネルギー源となっており、水力発電はアメリカ、ロシアに次いで世界第3位。水力の開発は、1960年代初頭に当時のソ連によって重視された。その時代に、Vakhsh 川下流に、Nurekダムなど数ダムの建設が始まった。さらに1980年代初頭には、Nurekダムの約70km上流にRogunダムの建設が決定された。 ソ連崩壊の時期である1991年に建設が始まり、その地域の戦争で停滞。1993年には大洪水により一部完成していた構造物が完全に荒廃した。計画では2002年に完成予定となっているが、財政問題もあり進捗は遅れている。建設には、約28,000人もの移転が必要になる。 堤高335mのアース/ロックフィルダム。主として灌漑用水の供給と発電が目的。発電能力は3,600MW。貯水池容量13.3 km3。 |
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テーマページ |
比べてみよう、世界と日本 〜ダムの堤高〜
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国/河川 |
Tadjikistan[タジキスタン]/Vakhsh
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ダムタイプ | アース/ロックフィル
| 機能 | H,I
| 堤高/堤頂長/堤体積 | 335m/660m/75500千m3 | 貯水池容量 | 13300百万m3 | ダム所有者 | MPE
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リンク |
Dams Database: Rogun, Tadjikistan
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【注】
データは、「WORLD REGISTER OF DAMS 2003」を基礎として、「Water Power & Dam Construction Yearbook 2003」、これら書物の新しい年版、雑誌の記事、ネット上の情報などを元に修正・補充して作成したものですが、資料によって情報内容が異なることがしばしばあり、正確性には限界があります。なお、ダムタイプについては、日本の型式分類の概念と必ずしも一致しない点がありますので、注意が必要です。
機能の略号は次の通り。 C : Compensation F : Flood/River controll G : GroundWater recharge H : Hydro power I : Irrigation M : Multi-puroose N : Navigation O : Other P : Pollution controll R : Recreation T : Transfer TA : Tailings W : Water supply
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