安威川ダムは,昭和42年7月の北摂豪雨災害を契機に,大阪府北摂地域を流れる淀川水系一級河川安威川の治水対策として建設した、堤高76.5m,堤頂長337.5mの中央コア型ロックフィルダムで、洪水調節,流水の正常な機能の維持,下流河川の環境改善を目的としている。 安威川ダムは、全国でも初めて、計画段階から環境改善容量を位置づけたダムで、フラッシュ放流専用の設備により、定期的に放流を行うことで、下流河川の環境保全を図っている。 また、市街地に近接した立地にあり、ダムの上から下流域の市街地を眺めることができる全国でも珍しいダムで、その特徴を活かし、自然環境との調和を図りながら、より多くの方に利用されるよう地元茨木市と連携しながら、ダムを観光資源とした賑わいづくりにも力を入れている。 |