「第52回ダム技術講演討論会」及び「第78回 ダム施工技術講習会」開催のお知らせ

開催主旨




 わが国のダム建設技術は、設計、施工、材料の各分野における技術の高度化などにより、世界に冠たる技術力を誇っております。しかしながら、わが国が人口減少時代を迎える中、さらなる技術開発や合理化施工が求められており、各ダム建設現場においては一層の研鑚が重ねられている状況にあります。さらに労働基準法が改正になり、ダム事業においても週休2日制の導入、超勤時間の短縮、技能労働者の収入の確保などの「働き方改革」の実現に向けた取り組み対応が急務となっております。
当協会ではこうした趨勢に鑑み、わが国のダム建設技術の発展に向け、官民を問わずより多くの技術者の方々に、より多くの研究例や設計・施工例を学んでいただくことを主眼として「ダム施工技術講習会」を開催してきました。
 本年、広く受講生の参加を促す観点より改善策の検討を進めており、その取り組みの一つとして、ダム技術関連他協会との一層の連携を図るべく当協会の「ダム施工技術講習会」と、日本大ダム会議とダム・堰施設技術協会共催の「ダム技術講演討論会」を合同で、本年11月26日、27日に開催することといたしました。
当協会の「ダム施工技術講習会」は、最新のダム情勢、最新のダム技術を紹介しております。また、日本大ダム会議とダム・堰施設技術協会共催の「ダム技術講演討論会」では、ICOLD(世界大ダム会議)に報告された論文の発表等と、ダム・堰施設技術協会からゲート等の最新技術が発表されております。これらは当協会としても、今後世界の市場に参入する際に必要となる技術並びにダム現場で必要な水門設備技術と考えております。受講される方々にとっては、この二日間の講習会は、国内での最新施工技術と海外でのダム建設事情や世界の趨勢も知ることができる良い機会となるでしょう。
今回は、国土交通省から「ダム事業の最近の話題」として今後のダム事業の方向性を紹介いただくほか、国土交通省の「ダム再生ビジョン」について、新規再生事業も紹介していただきます。
また、ダム現場からのダム再開発工事の技術報告として、近畿地整から天ヶ瀬ダム再開発事業、九州地整から鶴田ダム施設改造工事、四国地整から長安口ダムの再開発工事、鹿野川ダム改良事業、新潟県から笠堀ダム嵩上げ工事について紹介頂きます。
是非、「ダム施工技術講習会」に多くのダム技術者の方々に参加下さいますよう、ご案内いたします。

プログラムはこちらをご覧下さい。

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