「第75回 ダム施工技術講習会」開催のお知らせ

開催主旨


 わが国のダム建設技術は、設計、施工、材料の各分野における技術の高度化などにより、世界に冠たる技術力を誇っております。しかしながら、近年のダム事業のみならず建設事業をとりまく様々な環境の厳しさから、生産性の向上や担い手確保等が叫ばれ、さらなる技術開発や合理化施工が求められており、各ダム建設現場においては一層の研鑚が重ねられている状況にあります。

  当協会ではこうした趨勢に鑑み、わが国のダム建設技術の発展に向け、官民を問わずより多くの技術者の方々に、より多くの研究例や設計・施工例を学んでいただくことを主眼として本講習会を開催しております。

 今回は、「ダム事業の最近の話題」として今後のダム事業の方向性をご紹介いただくほか、わが国独自のダム技術として着実に実績を重ねつつある「台形CSGダムの実績と今後の方向性について」ご説明をいただきます。
 またダム現場からの技術報告として、大々的にダム再開発工事が進められつつある、国土交通省四国地方整備局の「長安口ダム」及び「鹿野川ダム」に加え、北海道開発局の「夕張シューパロダム」の3ダムに関する、ダム再開発事業の設計と施工についてご報告をいただきます。さらに福岡県からは、わが国で4例目の施工実績となる巡航RCD工法を中心に、「五ケ山ダム」の設計と施工についてご報告をいただきます。

 最新のダム情勢・ダム技術の動向把握や技術研鑚の場として、関係各位多数のご参加をお待ち申し上げます。

プログラムはこちらをご覧下さい。