荒川はその名の通り"荒れる川"として古くから大きな水害を引き起こしています。明治43年の大水害をはじめ、多くの水害を経験し、荒川改修工事、荒川放水路の建設などが行われてきましたが、昭和22年の計画高水流量を上回る出水を踏まえ、荒川総合開発計画が立てられました。この荒川総合開発計画の中心となった事業が二瀬ダムの建設で、このダムによってできた人造湖が秩父湖です。湖には二つの吊り橋が架けられており、秩父連山の山並みと湖のコントラストは何とも言えない雰囲気をかもし出しています。 (参考資料:「二瀬ダム概要」二瀬ダム管理所) →周辺地図 | |||||||||||||||||
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雪景色の二瀬ダム | |||||||||||||||||
春の二瀬ダム | 夜明けの二瀬ダム | ||||||||||||||||
写真提供:小宮山秀樹氏(下の2枚) |
■周辺散策ガイド | ||
★三峯神社 | ||
三峯神社は標高約1100mの三峯山山頂にあります。この三峯山という名称は、雲取(くもとり).白岩(しらいわ).妙法(みょうほう)の三つの峰が特に秀でていることから名付けられたそうで、まさに霊山というにふさわしいおもむきがあります。 また、日本武尊が国産みの神様をおまつりしたのが三峯神社の始まりで、日本武尊の道案内をした山犬(ニホンオオカミ)がお使いの神と言われ、かつて、この周辺におオオカミが生息していたこともあり、オオカミ信仰が盛んな地域です。 | ||
★栃本関所跡 | ||
栃本関所は,中山道と甲州街道の間道である秩父往還の通行人を調べる為に甲斐の武田氏によって設けられました。1818年と1823年の二度にわたり焼失しましたが、江戸期幕末に再建され現在に至っています。 |
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★二瀬ダムへのアクセス | ||
・秩父鉄道三峰口駅からバス秩父湖行終点下車 ・関越自動車道花園IC、R140秩父方面、秩父市街経由、約1時間半(約60km) |