わたくし事で恐縮だが、大学生の頃、「夏」といえば本格的ツーリングの季節であった。貧乏学生ではあったが、バイトで貯めたお金でバイクを買い、北は北海道から南は九州まで走り回ったものだ。泊まるのはユースホステルだったり、テント持参で野営したり。 全く見知らぬ同士がバイクを通じて交流という場面もいくつもあった。ピースサイン一つですれ違うライダーと交流を図ったり、フェリーの2等席ではヘルメットを持ったライダーに「バイクは何に乗ってるんですか?」と気軽に話しかけたり。。。
おっと、閑話休題。
さて、8月1日発売の「モーターサイクリスト9月号」では、ツーリングの楽しみ方の一提案として「ニッポン巨大構造物の旅」と銘打って、お城とダムをターゲットとして紹介している。
ということで、先日、モーターサイクリストの編集さんとライターさんがダム協会におみえになり、ダムについて、いろいろお話を聞いて行かれた。 ダムについての基礎知識から始まり、最後には日本全国を対象に、ツーリングで行くと楽しめるダム……ということで話を聞かれたのだが、そうなると話はあっちへ飛び、こっちへ飛び、これではまとめるのは大変だろうなぁと、あとで反省。しかし、出来上がった記事を読んでみると、これがなかなかよくまとまっている。さすが、プロだ、と感心することしきりであった。
おそらくダムマニアさん達のホームページなども参考にされたのだろう。また、現地取材もされていて味噌川、奈川渡、水殿、稲核ダムについては詳細に語られていて、オートバイに乗らない人でも楽しめる記事となっている。私も久しぶりにオートバイに乗って、ダムを訪れてみたくなったほどだ。(しかし残念ながら10年ほど前にオートバイを手放してしまった……)
関東圏からだと、中央自動車道を使って上高地までひとっ走り。がんばれば日帰りも可能だし、余裕があれば、平湯か、穂高、あるいは新穂高温泉あたりで一泊、なんてのも良い。 稲核、水殿、奈川渡あたりのアーチダムを眺め、(車だと、駐めるのに難儀するが、オートバイはその点、好きな所に停めて眺められるから良い)安房トンネルを抜けて少し行けば、建設中の丹生川ダムも見せてもらえることだろう。
記事は、上記の実地検証(!?)の他にも、「ダム旅の楽しみかた」としてダムの基礎知識みたいな「Q&A」や、全国“面白”ダムガイドといったページもあり、ダムツーリングの入門書としても一役買っている。
次は、「カー アンド ドライバー」誌とか「JAF MATE」あたりで、ダムへのドライブの紹介もやってもらいたいものだ。いやいや、もうとっくにそういう記事が出ていたような気もする……。
(画像提供:八重洲出版「モーターサイクリスト2009年9月号」)
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(2009.8.11、池ちゃん)
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