《このごろ》
ダム工学会講習会−先憂後楽− 紹介

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最近ダム工学会講習会案内がダム協会HPに掲載された。地震、温暖化、老朽化、財政難など問題山積のなかで、ダムに関する新しい取り組みをそろえている。

以下、キーワードと講師から北川流で紹介する。

1.台形CSG(Cemennted Sand and Gravel)ダム:佐藤健一
いよいよ、北海道の当別ダムや沖縄の億首ダムで本格的に導入される台形CSGダム工法についてその作り方を紹介。

2.水力発電の未来:藤野浩一
原子力、火力、風力などに隠れがちな水力発電にバラ色の未来はあるだろうか。温暖化対策が問われる今、最新情報をもとに検証する。

3.ダムL2最前線:大町達夫
予想される地震に市民は自己防衛をはじめた。予想される最大震度(レベル2)を想定したダムはどうなるのか、最新情報から学ぶ対策は。

4.地震と洪水複合災害:河田恵昭
地震災害は様々な分野に大きな爪痕を残す。地震に打ちのめされた人々を洪水が襲う複合災害のシナリオを予見、公的施設の地震対策をアピール。

5.ダムアセットマネジメント:角 哲也
堆砂などによる老朽化の時期を迎えて補修・補強対策の問題が表面化する。
ダムの価値を最大限に発揮させるために費用対効果を考えた資産管理を提言。


「先憂後楽」というサブテーマがダム技術者や市民に問いかけています。
一般の方も大歓迎、1月18日 星陵会館(東京・永田町)

考えてみませんか?
私たちのための「先憂後楽」

(2007.12.6、北川正男)
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