土木学会は、2014年に創立100周年を迎える歴史ある学会。平成24年度の全国大会が9月5日(水)−7日(金)の3日間にわたり、名古屋大学・東山キャンパスで開催され、基調講演、全体討論会のほかに、研究討論会が行われ、3,176の研究論文が発表されます。 その一つに、土木学会・社会コミュニケーション委員会が行う、『震災後の土木広報戦略 〜地域社会と共築する幸せづくり〜』と題するパネルディスカッションが9月5日(水)16時15分〜18時15分の予定で、Z-1会場(全学教育棟本館3階C35教室)で行われます。
ここでは、従来は「知らせる」ことに重きがおかれていた土木広報のあり方が、大きな震災を経た今見直され、地域コミュニティの住民に「いかに知ってもらうか」という視点の新たな広報戦略の必要性が問われているとの認識の下に、ダムの分野からは、広く一般の人にダムのことをもっと知って欲しいという思いから生まれた「ダムマイスター制度」がとりあげられることになりました。
実は、このプログラムの企画には、以前ダムインタビューにご登場いただいた(一財)全国建設研修センターの緒方さんが委員として加わっておられ、以前からもっと「ダムマイスター制度」のことをPRすべしとアドバイスをいただいておりました。 そこで、今回は「ダムマイスター制度でダムのPR支援の環境づくり」と題して、短くプレゼンテーションしたうえで他のパネリストの皆さんとお話するという大役を仰せつかりました。いつもは、ダムインタビューで、いろいろとご意見を伺う立場でしたが、今回はこちらからプレゼンテーションをしたうえで、そうそうたるパネリストの方々に混じってお話するということになり、今から足がすくむような心地でおります。
女性パネリスト ダムマイスター制度が生まれておよそ2年。ダムマイスターの方々が活動し、これまでに新聞や雑誌、TVなどに取り上げられた事例を紹介しつつ、ダムのサポーターとして、一般の方にダム巡りの楽しさ、面白さのほか、ダムの役割や機能、台風や大雨の時の働きなどを、イベントなどを通してわかりやすく解説して下さることをお伝えできたらと願っております。 こうした活動を通して、ダムに対する一般への興味が拡がれば、ダム=ムダといった偏狭なものの見方が少しでも減っていってくれるのではないだろうかと、ダムマイスターさんの今後の活躍に期待したいと考えております。
今回は、平日の夕方という時間帯ですがお立ち寄りいただける方がいらっしゃいましたら、総合受付ではなく、会場の教室(全学教育棟本館3階C35教室)に直接お越しいただければ入場できます。参考リンクの全国大会案内に、研究討論会のプログラムも掲載されておりますので、ご覧下さい。
(参考リンク) 土木学会全国大会案内
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(2012.8.17、中野朱美)
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