今年の春頃、電気新聞のネット版を見ていたら九州エネルギー館平成26年3月閉館との記事が出ていました。(正確には平成26年3月2日閉館) 確か九州エネルギー館には発電するダム模型があることを知っていました。しかしなかなか行けず…。でももう永遠に見れないかと思い、思い切って行って来ました。
○九州エネルギー館とは
九州エネルギー館(略称エネカン)は、昭和57年11月に開館した九州電力の総合PR施設です。同じような施設は中部電力の『でんきの科学館』や北陸電力の『ワンダー・ラボ』等があります。東京に行くと必ず寄っていた東京電力の『電力館』は残念なことに閉館してしまいました。
○水力発電コーナー
ダムマニアとして、気になる水力発電コーナーは、1日に何度か実際に発電するもので、おそらく日本で唯一のものだと思います。 発電方式は揚水発電で、実際に下ダムから揚水して、上ダムから、放流し、発電するものです。
下ダム(どうみても一ツ瀬ダムです。)
下ダムの上流面(左右のゲートは自然越流式)
これが発電機です。
上ダムです。かなり高さを感じます。 ○いよいよ発電開始。
発電の実演が始まる前には館内放送がかかります。 自分が見に行った日は、親子連れを中心に30人ほどが集まっていました。 発電時には自動でカーテンが閉まり、暗くなりました。揚水が始まり、上ダムが満水になると、発電が始まり、虹に電気が灯りピエロが回りだしました。ピエロの下に発電量も表示されています。発電量は最大500ワットとのことです。 最後に下ダムが満水となり放流となり終了です。
バリバリ発電中です。
下ダムから放流して終了 ○最後に
百聞は一見にしかずの如くこのような施設が閉館してしまうのは、大変残念です。あと残された時間は5ヶ月しかありませんが、皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか? 開館時間とアクセス等はホームページをご覧ください。
九州エネルギー館HP http://www.kyuden.co.jp/life_pavilion_enekan_index
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(2013.10.4、がおー)
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