2016年9月2日出発、8日帰着の日程でスイスのダムをめぐるバスツアーを開催します。 主催はJTBで、ダムをめぐるルートの設定や現地でのご案内役として、私も参加させてもらうことになりました。
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ことの発端は、JTBの方から「海外ダムツアーを開催したい」とのご相談を受けたこと。私の海外ダム経験は2009年に10日間スイスのダムをめぐってきたことだけですが、九州と同じくらいの面積の国土に、世界最大の重力式コンクリートダムをはじめとして堤高200mを超えるダムが何基もあるうえ、美しいヨーロッパの街並みや険しいアルプス山脈の景色など、日本とはまったく違う環境にすっかり魅了されていたので、「ぜひスイスのダムめぐりを」と提案させてもらいました。
スイスの街並み
ヨーロッパアルプスの景色 ちなみに2009年のスイスダムめぐりの模様は以下のサイトで記事にしています。
スイスダムめぐり(前編) スイスダムめぐり(中編) スイスダムめぐり(後編)
単なるスイス観光ツアーではなくダムめぐりツアーなので、なにより(私が思う)いいダムをめぐるルートを最優先しました。さらに、せっかくの機会なのでダム好きならではのこだわりを入れてもらっています。
たとえば、世界最大の重力式コンクリートダムであるGrandeDixenceダムはもちろんルートに入っていますが、単に立ち寄るだけでなく直下にあるホテルに宿泊します。しかもJTBさんのご尽力で、ダムビューの部屋を押さえてもらいました。堤高285mの壁に抱かれて眠りに落ち、目が覚めたら世界最大の重力式コンクリートダムが目に入るのです!
GrandeDixenceダム
直下に建つホテル さらに、現地で開催されているGrandeDixenceダムの内部見学ツアーにも参加します。言葉の問題で個人旅行では参加しづらいですが、今回はなんと通訳の方も同行するので、安心してツアーを楽しむことができるはずです。
また、日本の黒部ダムとほぼ同じ大きさのアーチダム、Emossonダムも訪問します。ここは車でもアクセスできますが、建設時に資材運搬用に造られたケーブルカーやトロッコ列車が観光用に転用されており、敢えてバスではなくそれらを乗り継いで向かうルートを設定してもらいました。
Emossonダム
Emossonダムに向かうトロッコ列車とケーブルカー せっかくダムめぐりツアーなのでダムを最優先に、と書きましたが、逆にせっかくスイスまで行くので、1日完全フリーの日も設定してもらいました。スイスは鉄道やバスの交通網が発達しているので、それらを乗り継いでツアーのルートにないダムに行ってもいいですし、街並み散策や山岳トレッキング、登山列車に乗って氷河やマッターホルンを観に行くなど、自由に過ごすことができます。
ひとり旅でもマッターホルンは観に行きました
ルートにないダムに行くのもいい(Sanetschダム) そのほか、ツアー行程で予定されているダムは以下の通り。 まだ決まっていませんが、実はほかにも計画している仕掛けがいくつかあるので、実現すればきっと記憶にも記録にも残るツアーになると思います。
Grimselダム
Oberaarダム
Contraダム
Mauvoisinダム 最低催行人数は15名なのでまだ開催は確定していませんが、おそらく日本初、世界でもあまり例がないであろう「旅行会社による海外ダムめぐりツアー」、参加者を大募集していますので、ダム好きからダムのプロの方まで、海外のダムに興味がある方はぜひご検討ください。
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(2016.6.9、萩原雅紀)
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