《このごろ》
中筋川新聞「若さ」

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私は10人中で10人全員が賛成するアイデアはボツにすることにしています。

なぜならそのようなアイデアは「すでに他人がやっている」か「新規性がなく凡庸」であるケースが大部分だからです。

革新的なアイデアとは意外性があるものです。アイデア検討段階で万人に容易に理解されるような案に意外性があるはずもありません。

そのため、私は一定の反対や抵抗が出ると「しめた!」と感じます。

もちろん「反対されるアイデア=良いアイデア」とは限りませんが、「反対されないアイデア=つまらないアイデア」ということは間違いないと考えています。

ところが、田舎の年配者は自らの保身のために「新しい意見ばかりでなく、新しい芽まで摘んでしまいます。」

かくして「田舎が発展しませんように!」という願いが叶うのです。

  花子 「あなたも若くないわよ!」
  太郎 「そうだな!息子の意見だもんね!」

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明治政府以来の「昔の工業立国」では「没個性」が好まれた!
「大量生産」=「経済性の追及」では「異端児」は好まれなかったのである!

しかし…情報化の進んだ現在の日本では「個性」が必要である!
「個性」の無さは「無用の長物」と化したのである!

「工業」と一口に言うが…「工業」も変化しているのである!
その変化を「成長」と言うのかそれとも「若返り」というのか?

(2008.8.18、四万十太郎)
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