この7月31日(月)の朝早くに大阪を出て、山陽新幹線さくらに乗り博多駅前からレンタカーにて一路目的地であります寺内ダム(江川ダム・小石原川ダム含む)に向かいました。
7月28日(金)、水機構HPに「7月5日(水)に発生した九州北部豪雨に伴う大量の流木(約1万m3)がダム湖に押し寄せ、これを総て補足した」と記載がありました。
(この模様は、このごろ7月19日付「水機構寺内ダム奮闘記」として投稿済)
このため、流木がダム湖から撤去される前にこの事実を直接見ておきたいとの熱い想いから行ってきました。(NPO法人地域リサイクル推進機構専務理事としても)
まず、現場でこれだけの流木を目のあたりにすると、これまでの数々の報道等より緊迫感がありましたが、同時に(※今回は著者の勝手な推測として)国の流木・土砂の速やかな撤去施策もあっことから、迅速な流木回収作業が開始されたことに安堵した次第です。
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寺内ダム湖を堤体左岸より望む | ダム天端より非常用洪吐を下流に望む |
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寺内ダムを下流から仰ぐ | ダム左岸にある管理所建物 |
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ダム湖に広がる大量の流木 | 流木回収のためのクレーン作業 |
その後、今回の災害により発生した各被災地からの流木や土砂の仮置き場となっている「あまぎ水の文化村駐車場」に行きました。(水機構では、朝倉市からの要請を受けて流木や土砂の処分のための仮置き場として、同所(水資源機構寺内ダム右岸)を提供とのこと。:水機構HPより)
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流木仮保管 | 土砂仮保管 |
今回は日頃公共の駐車場として利用されている場所を、流木や土砂の仮置き場として臨機応変に転用しました。仮にこの用地がなければ、流木や土砂の撤去ができずその後の台風等により二次災害の恐れがあったのではないでしょうか。
このように何時、次の台風(台風5号も、その後我が国に上陸しました)や局地豪雨が来るかもしれない状況の中、果たした役割は大きいものと考えます。
危機管理とは、著者の持論として『日頃は例え目に見えない事柄であったとしても、大惨事にこそ大きな役目(安全・安心なまちづくり)を果たすべきである。』と、常日頃から想っています。
最後になりますが、災害を受けられた皆様への一日も早い復興をご祈念申し上げますとともに、今回得られた貴重な教訓が、これからの防災等に広く生かされることを切に願い、まとめとします。