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《苫小牧に上陸、ツーリング開始〜7月23/24日》

 7月23日、とうとう北海道へ渡る日がやってきました。地図、カメラなどの撮影機材、着替えなどをリアバックに詰め込み、家を出発します。湾岸線→環状線→常磐自動車道→北関東自動車道を通って大洗港に到着、受付を済ませてからターミナルでフェリーの出港時間を待ちます。

 私の他にもバイク乗り達が乗船時間を待っています。フェリーには沢山のトレーラーが積み込まれていきます。出港1時間前位から一般車とバイクの乗船が始まります。バイクに乗ったままフェリーの船倉へ入っていき、係員の誘導に従ってバイクを止めます。バイクは倒れないようにロープで固定されます。

 荷物を持って客室へ上がり、自分のベット(2等寝台)に荷物を置いて、早速フェリーの中を探検! レストラン、売店、ゲーセン、映画館など、様々な施設があります。これから約19時間、フェリーでの旅が始まります。

 私はロビーでビールを飲みながらTVを見たり、ゲーセンで遊んだりしてました。ワクワク感からなかなか寝付けず、24日の午前3時頃まで起きていました(笑)。
 レストランと売店は営業時間が決まっていて、その都度放送が入ります。夕食はバイキング形式で、結構豪華でした。風呂はそれほど広くはありませんが、海を見ながらお湯につかる事ができます。



フェリーより見た大洗港ターミナル


苫小牧を目指して岸壁を離れます

 7月24日、おなかが減ったので目が覚め(笑)、朝食を食べにレストランへ行きます。船は13時30分頃に苫小牧へ着くので、昼もここで取ることになります。到着までもう一眠り。昼食を食べていよいよ苫小牧に。

 荷物をまとめてバイクのある船倉へ行き、バイクに荷物を固定します。とうとう北海道にやってきました。係員の誘導に従ってバイクを外へ。一列になってフェリーから降りて行きます。

 港から259号線に出ると、ライダー達はフェリーの中で知り合った中間達に手を振って、それぞれの目的地に向かって別れて行きます。私もそんな彼らを見送りながら、最初の目的地である瑞穂ダムへとバイクを走らせます。今日は午後からのダム巡りでしかも初日であるため、北海道の道に慣れるのと雰囲気を味わうことを重点にしていました。

 何度か道を間違えながらも最初の瑞穂ダムへ到着。長い提体を早速撮影し始めました。厚幌ダムは建設中であったため、予定を変更して、あの大量の流木を堰き止めた二風谷ダムへ向かいます。遠くから見ると何かの工場のように見えました。



北海道最初の目的地、瑞穂ダム


モダンな感じの二風谷ダム


二風谷ダム管理所横の流木の山

 岩知志ダムを通り穂別ダムを見終わった頃には夕暮れ時が近づいてきましたが、地図上で大夕張ダムが目に入り行ってみることにしました。ダム湖に懸かる「三弦橋」を見てみたかったのです。夕張シューパロダムがどうなっているかも興味がありました。

 大夕張ダムに到着した頃には辺りは随分と暗くなっていましたが、なんとか三弦橋を撮影、大夕張ダムの提体上は立ち入り禁止で、夕張シューパロダムはまだ提体を現すほど建設が進んでいないことが判明しました。



岩知志ダム


穂別ダム


大夕張ダム、シューパロ湖に懸かる三弦橋

 一応今日の目的が達成されたので、苫小牧のホテルに戻ることにしました。暗い山道でしたが、国道は結構快適に走れます。しかし、こんな時間に走っているライダーは一人もいません。その理由は「虫」ではないかと思われます。夜になるとすさまじい数の虫がヘッドライトに照らし出されます。ヘルメットのバイザーには沢山の虫がこびりついて、バイザーに羽が生えているようでした。ホテルに入って、部屋でバイザーとライディングスーツのクリーニング。この作業が連日続くことになります。夜は地元の美味しい魚が食べれる店で一杯やりながら、翌日のダム巡りに思いを馳せるのでした。


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