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■ダム上流にある「玉川温泉」

 玉川ダム上流にある「玉川温泉」は、延宝8年(1680年)に発見され、当初は硫黄採掘場だったが、明治時代になって湯治場として発展した。江戸時代初期から昭和初期まては「鹿湯」と呼ばれていたが、青森県の酸ヶ湯と紛らわしいことから昭和10年に「玉川温泉」に改称した。


 大噴(おおぶけ)と呼ばれる場所から湧出する温泉は、湧出量が毎分 8,400 リットル、温泉水の水素イオン濃度(pH)が 1.2 と、日本一の湯量と強酸性を誇っている。胃液より強い酸性でラジウムを大量に含んだ泉質から、皮膚病に効くなど、多くの効能があるとされ、療養目的の湯治客が大変多い。


玉川温泉

大噴(おおぶけ)
<参考>pHの話


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