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水道用ダムの戦前史

 水道技術が一般に普及し出したのは近世以降である。飲用水と生活衛生の確保を目的とした「水道」は、天正18年(1590)徳川家康が江戸入府の際、造成させた神田上水に始まる。江戸の都市機能の膨張に伴って玉川上水、青山上水、亀有上水などの水道が開削・整備された。(地方でも、甲府上水、赤穂上水などの上水施設が構築された)。大江戸の水道は江戸中期に至って給水人口100万人に上り世界最大規模の人工水路となった。(以下、「ダムの役割」(ダムの役割調査分科会・平成十七年三月刊)。


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