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1.京都府のすがた

 京都府は、近畿地方の中央部から日本海に向けて北西に長く延びた形をしており、北は福井県、東は滋賀県、三重県、南は奈良県、大阪府に、西は兵庫県と1府5県に接している。
 京都の面積は約 4,600km2、国土の 1.2%を占めており、京都府の北端と南端との距離は約 132kmあり、北部の日本海側は変化に富むリアス式海岸が続き、天然の良港や景勝地を形づくっている。中部の大部分は丹波高原と呼ばれる山地で、その中を流れる桂川、由良川の流域に亀岡、福知山盆地をはじめ小盆地が点在している。南部は桂川、宇治川、木津川の合流点を要して山城盆地が広がっている。京都府には特に高い山はないが比叡山、大江山など1000m以下である。河川は主に中央の山地を源として、日本海に注ぐ由良川水系と南部の桂川、宇治川、木津川を集める淀川水系などに分けられる。

 京都府は、南北に長い形状であるうえに、中央部に山地が横たわっているため、気候は南部と北部で際立った相違を示している。南部では冬期は晴天が続き、雨量が夏期より少なくなるのに比べ、北部は晩秋から冬にかけしぐれ、冬期は雪が降る。このため、年雨量は北部の方が多い。(年平均降水量1418mm)気候は対馬海流のため日本海沿岸はさほど低くならず、年間を通じて、北部の気温は南部より1〜3度低い。

 人口の推移をみると、大正9年 128.7万人( 100%)、昭和25年 183.3万人( 142%)、昭和55年 252.7万人( 196%)、平成16年 264.6万人( 205%)と増加している。 なお、京都府の木は「北山杉」、花は「しだれ桜」、鳥は「オオミズナギドリ」、草花は「嵯峨ぎく」と「なでしこ」にそれぞれ制定されている。(『京都府政のしおり』


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