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伝言が――・・・

 これは、「DamJapan」管理人の犹泱様が、Dam Japanのブログに書いた記事の転載です。
 2006年6月に、無類のダム好きだったえてやん様が亡くなりましたが(→ダム便覧保存館・「水がめ便り」入口ページ)、その際にかかれたものです。
 なお、Nagano様は、ダム好きの高校生です。

2006.06.26 Monday
author : 犹泱


初めてあなたを見たのは8月のそよ風の中
青い猫に楽しそうに乗り 嬉しそうに幌を開けていた
隣には友達を乗せ 仲良くドライブ
山を歩き 酒を飲み
年を感じさせなかった 
心の底から 会えてよかった


二度目にあなたに会ったのは 秋の深まる山の中で
思わず微笑み交わして ダムの話に花が咲いた
今度もまた いつもの屋根の開く青い車で
秋の山を 駆け抜けてきたの? きっと
山の赤に青を添えて 
ちょっとだけで良いから 前から見たい 
その力は何処から出てくるのだろう


最後にあなたと会ったのは
北の方の山の中 バスの中から窓の外を見て
みんなと楽しそうに話していたね
ダムを見たときのその笑顔が 子供みたいだった
とても 笑い声が耳に残る


突然私の目の前から消えた 分かっていたけど
あなたへの Last Message
短いけど、思い出の詰まった4回。
本当にありがとう。


品川での飲み会も楽しい思い出。
でもカッサが最後になるなんてね。
天端
 「じゃぁ、また何処かのダムで会いましょうね!」
それが私が交わした最後の言葉だった。
帰り際にすれ違ったとき、クラクションを鳴らしたっけ。


「亡くなった方を偲ぶのは人間だけが出来る事でございまして・・・・」
そんな様な事をどこかのお寺の人が言っていたっけ


滝越へ行くと、あの時の思い出が昨日の事のように思い出される


もっと話しておけば良かった?
そんな事を後悔しても仕方が無いさ。


彼の様な老後を過ごしたいと子供ながらに思った


私がそちらへ行くのは半世紀程後かもしれないけど、それまで待っててね。


徳山ダム・滝沢ダムの完成、見たかったのかな・・・

(2006年8月作成)
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