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奈良俣ダムにいってきた

「奈良俣ダムの深透水」とぐぐってみてもめぼしい情報が出てこないので、直接このペットボトルを作った奈良俣ダムを管理する独立行政法人水資源機構にメールで問い合わせてみた。

送られてきたメールによると、500mlのペットボトルができたのは今年の7月、それに先駆けて奈良俣ダムの資料館で5月からウォーターサーバーで提供されていたそうである。さらに、ダム直下に7月末に自由に採水できる設備ができて、誰でも汲み放題とのこと。これは現地にいくしかない、ということで奈良俣ダムにいってきました。


白い堤体が夏空に映える奈良俣ダムである。このダムはやっぱり夏のダムだ(じゃあ、冬のダムはどこのダムだと聞かれても困るが)。そんなことを思いつつ、採水施設があるという堰堤直下に向かう。


確かに以前はなかったものができてる。ちょろちょろ出ているだけかなと想像していたが結構勢いよく流れていて、触ってみると結構冷たい。この水については(ペットボトルにつめた水などでは行っている)消毒などいっさい行っていない原水で、「飲料水の安全基準はすべて適合しているのを確認しているが、飲まれるのは自己責任で」とのこと。口に含んでみると本当に普通の水です。


堰堤直下をあとにして、ぐるっと堤頂まで車でのぼる。ここにはダムの資料館をはじめお土産屋やレストランがあってダムをみながらお昼を食べることができる。で、今回きてみたらこのドングリみたいなキャラクターが至る所にいた。なんでも、今年決まった奈良俣ダムのキャラクターだそうで、現在は看板などに採用されているだけだが、来年は各種グッズ展開も予定されているとの事。結構かわいい。


というわけで、資料館の中に入ると入り口すぐのところにウォーターサーバーが置いてあった。こちらの水は紫外線殺菌済みということでガブガブ飲むのでしたらこっちの方がいいのかもしれない。コップもあるし。ちょっと残念だったのが、どういう岩石や粘土の層を通ってこの水がしみ出てくるのか、もうちょっと踏み込んだ解説がなかったことだ。資料館リニューアル前にはそういう展示が有ったのでぜひ復活してほしい。ちなみに、この水資源機構では「奈良俣ダムの深透水」よりも前に八木沢ダム周辺の湧水をつめたペットボトルや缶を作ってたそうで、ひょっとしたら国土交通省のペットボトルより古いかもしれない。元祖はこっちか。


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