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◇ 1. 茨城県の地勢

 茨城県は関東地方の北東部にあたり、東は太平洋に面し、北は福島県、西は栃木県に、南は利根川を境界として千葉県、埼玉県に接する。県南部からは東京首都圏まで約40qである。県の北部は福島県から延びる阿武隈高地と栃木県境に八溝山地が連なっている。南西部に利根川とその支流の鬼怒川、小貝川が流れ関東平野が広がっている。

 県の総面積は6 095.69km2であり、これには霞ヶ浦、北浦などの湖沼も含まれる。総面積のうち30%が山地を、同様に農地も30%を占めている。
 農業は盛んで、首都圏の食糧供給基地であり、農業産出額4 203億円(平成16年)、また製造品出荷額107 982億円となっている。気候は太平洋岸式気候地域であって、平均気温14℃前後で北関東ではもっとも温和な地域である。

 茨城県は地形上から、
@水戸市を中心とした県の中央地域
A日立市を中心とした県北海岸地域
B県北の山間地域
C鹿島開発によって開けた鹿行地域
D土浦を中心とした県南地域
E首都圏との関係の深い県西地域
と、6つの地域に分けられ、それぞれの地域では農業、工業の発展がみられる。

 以上のことについて、主に旺文社編・発行「日本の地理6」(平成2年)、「茨城県勢要覧平成18年版」に拠った。


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