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平成7年7月11日から12日にかけて、長野県地方では、梅雨前線の影響で強い雨雲がつぎつぎ発生し、豪雨となりました。
以下はこのときの裾花ダム・奥裾花ダムの効果です。
基礎資料として、長野県 裾花ダム管理事務所のホームページなどの資料を使用しました。 |
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■ダムにより洪水を調節
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梅雨前線による豪雨のとき、時間雨量は裾花ダムで最大19.6mm、奥裾花ダムで最大28.3mmであり、長時間にわたって断続的に強い雨が続きました。この結果、ダムの計画雨量に対しての日雨量は1.6倍から2.0倍にもなりました。このとき両ダムは、流入する水をダムに貯めることによって洪水調節機能を発揮し、裾花ダムからの放流量は580m3/sに押さえられました。もしダムがなかったら、裾花ダム地点に流れ込んだ最大約860m3/sの洪水がそのまま下流市街地へ流れ出たことになります。 |
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■もし、ダムがなかったら!
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河川が氾濫する |
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裾花川下流の長野県庁付近での水位は、最高になった時でも堤防より低い水位で流れていましたが、もし上流にダムがなく、洪水調節がなされなかったとすれば、水位は0.9m程度高くなったと推定され、洪水が裾花川から溢れて街の中へ氾濫し、大きな被害を引き起こしたものと思われます。 |
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下流に大量の流木と土砂が
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この豪雨では写真のようにおびただしい量の流木や土砂が流出しました。もし、裾花川の上流にダムがなかったら、これら大量の流木と土砂が下流に流れ出し、大きな被害を引き起こしたと思われます。 |
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裾花ダムの流木。奥裾花ダムと裾花ダムで約2,000m3の流木の流出を防ぎました。 |
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裾花ダムの流入土砂。奥裾花ダムと裾花ダムで約90万m3の土砂を止めました。 |
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[関連ダム]
裾花ダム(元)
奥裾花ダム(元)
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(2003年10月作成)
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