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ダム建設事業の流れ 〜 長期継続的努力が必要

 ダムの建設は、一朝一夕にできるものではない。調査段階から建設段階まで、調査、地元説明、関係機関との調整、地権者との話し合い、用地補償、付け替え道路の建設、本体の設計と建設など、数え上げたらきりがないほど多くの作業が伴うもので、ダムが完成するまでには長期継続的な積み上げが必要である。

 国土交通省所管のダムを例に取ると、予備調査 → 実施計画調査 → 建設 の3段階を経て、ダムが建設され、この間それぞれの時期に応じて予算が必要となっている。図で分かるとおり、本体の建設以前に長い道のりが必要で、本体建設に入る頃には、ダム建設は既に終盤と言っていいだろう。本体建設に注目が集まりがちだが、それまでの長い積み重ねにも目を向けるべきである。


(2010年12月作成)
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