■観光事業の構造 −観光媒体の善し悪しが大事−
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行動とは一般に、主体が客体に対して欲求を抱き、その欲求を満たすために行動を起こし、その結果として効用を得るということだが、観光行動もこのような行動概念に沿って考えることができる。
観光事業を考えた場合、単純な行動概念の加えて、観光媒体が介在することが重要だ。例えば、旅行に行って、観光地の駅から、タクシーに乗ったところ、悪いタクシーで、遠回りして不当に高額な料金を取ったとする。帰ってきて、「旅行どうだった?」と聞かれると、「あそこはひどいところだよ、タクシーは雲助で、さんざんだった。」と答えることになる。優良な観光地だとしても、タクシーの運転手のうちのたまたま一人が悪いと、悪評が立ち、客は来なくなる。観光媒体(この場合タクシー)の善し悪しが大事。よくて当たり前、悪いと客が来なくなる。
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