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■黒部川

日本有数の急流河川 
 黒部川は、河床勾配が最大で5分の1にも達し、日本でも有数の急流河川。

上流部は大崩壊地帯


祖母谷(ばばだに)崩壊地

 上流部には約7000カ所に及ぶ崩壊地がある。なかでも、祖母谷、小黒部谷、不帰谷は特に荒廃が激しく、「黒部三大崩れ」と呼ばれている。この地域から流出する土砂の量は年間140万m3に上る。
豪雨で「あばれ川」に急変

 普段は清流でも、豪雨に見舞われると「あばれ川」に急変し、大量の土砂と水が一気に流れ出す。過去、多くの大洪水を引き起こしており、最近では平成7年7月の梅雨前線豪雨により、黒部峡谷鉄道が寸断されるなどの大きな被害が出ている。

平成7年7月、黒部峡谷鉄道猫又駅付近の被災状況

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