; ; ; 世界のダム マラトンダム Marathon - ダム便覧


世界のダム 全項目表
 
131
 
マラトンダム Marathon


ダム写真


  → フォト・アーカイブス [ 提供者順登録日順 ]
 マラトンダムは、アテネ近郊の、マラソン競争の語源ともなったマラトンにある。ギリシャは降雨量が極端に少なく、水不足に苦しむことも少なくない。ダムは、アテネの水源となっている。この辺りの山々は古来から大理石の宝庫で、古代ギリシャ時代から現代に至るまで大理石を切り出してきているという。

 高さ54m、長さ285mの重力式コンクリートダムで、緩やかにアーチ状に弧を描いている。1926年10月に建設開始、1929年10月に完成式を行ったというが、1931年に完成したとする資料もあり、正確なところはわからない。貯水池容量は41百万m3。

 堤体の下流面が画階段状になっていて、大理石で覆われており、美しい。周囲の環境に配慮したのか、観光資源とするためなのか、大理石にした理由はわからないが、珍しくて豪華に見えることは確かだ。

 ダムサイトには貯水池に面してテラス状のレストハウスがあり、食事などができる。そこのメニューがまたおもしろい。しっかりしたカバーの付いたメニューで、表紙に建設当時のダムの写真が載っている。ダムサイトで、ダムを眺めながら、このメニューで食事を注文、ということになるようだ。
このごろ 世界でただ一つ、大理石で覆われたダム
国/河川 Greece[ギリシャ]/Haradros  
完成年 1931
ダムタイプ重力式コンクリート
機能W
堤高/堤頂長/堤体積63m/285m/179千m3
貯水池容量41百万m3
ダム所有者EYDAP

【注】
データは、「WORLD REGISTER OF DAMS 2003」を基礎として、「Water Power & Dam Construction Yearbook 2003」、これら書物の新しい年版、雑誌の記事、ネット上の情報などを元に修正・補充して作成したものですが、資料によって情報内容が異なることがしばしばあり、正確性には限界があります。なお、ダムタイプについては、日本の型式分類の概念と必ずしも一致しない点がありますので、注意が必要です。

機能の略号は次の通り。
  C : Compensation
  F : Flood/River controll
  G : GroundWater recharge
  H : Hydro power
  I : Irrigation
  M : Multi-puroose
  N : Navigation
  O : Other
  P : Pollution controll
  R : Recreation
  T : Transfer
  TA : Tailings
  W : Water supply



■ このごろ → このごろ目次
世界でただ一つ、大理石で覆われたダム

 
ギリシャに大理石で覆われたダムがある。それは、マラトンダム(marathon)。その写真が手に入ったので、紹介したい。

ダムは、アテネ近郊の、マラソン競争の語源ともなったマラトンにある。ギリシャは降雨量が極端に少なく、水不足に苦しむことも少なくない。マラトンダムは、ギリシャの首都、アテネの水源となっている。この辺りの山々は古来から大理石の宝庫で、古代ギリシャ時代から現代に至るまで大理石を切り出してきているという。

高さ54m、長さ285mの重力式コンクリートダムで、緩やかにアーチ状に弧を描いている。グーグル地図の航空写真で見ても、アーチを描いたダムの姿がくっきりと見て取れる。



大きな地図で見る

1926年10月に建設開始、1929年10月に完成式を行ったというが、1931年に完成したとする資料もあり、正確なところはわからない。貯水池容量は41百万m3。

堤体の下流面は画階段状になっていて、堤体全体が大理石で覆われており、ひときわ美しい。周囲の環境に配慮したのか、観光資源とするためなのか、大理石にした理由はわからないが、豪華に見えることは確かだ。




ダムサイトには貯水池に面して「ダム」という名のコーヒーレストランがあり、食事などができる。そこのメニューがまたおもしろい。しっかりしたカバーの付いたメニューで、表紙に建設当時のダムの写真が載っている。ダムサイトで、ダムを眺めながら、このメニューで食事を注文、ということになるようだ。


ダムをバックにメニューを写す

メニューの表紙、建設当時の写真が載っている
fragma とはダムの意味、ギリシャ文字では ΦΡΑΓΜΑ と書く

メニューはギリシャ語だが、一部英語も


周辺は観光地でもあり、ギリシャに旅行する機会があったら、立ち寄ってみてはいかがだろうか。

(2008.9.5、Jny)