三国川ダムは、融雪によって流入量が増加し、貯水池の水位が上昇したため4月22日18時に洪水吐からの放流を開始しました。今年は、去年より4日はやい放流になりました。
三国川ダムの非常用洪水吐は非洪水期の常用洪水吐を兼ねた構造になっており、見た目は非常用洪水吐からの放流のようですが、非常用洪水吐と兼用している洪水吐を利用した常用洪水吐ゲートからの放流です。(詳しくは現地で確認してください)
この常用洪水吐ゲートからの放流は、非洪水期(10月から翌年の5月末までの間)に降雨や融雪によってダムへの流入量が増え、貯水池の水位がEL.427.00m以上になった時におこなっているものです。三国川ダムでは、毎年融雪出水で貯水池の水位が上昇する春先に常用洪水吐ゲートからの放流が発生します。今年も例年と同様にゴールデンウイークあけまで放流が見られそうです。
なお、ダム管理所へ通ずる右岸市道は、現在、冬季閉鎖中で一般開放の予定は4月26日(金)だそうです。市道の一般開放にあわせて4月27日(土)から「監査廊の一般開放」を予定しているそうです。(「監査廊の開放」については、管理所に確認してください)
この常用洪水吐ゲートからの放流が終了すると、洪水期が始まる6月1日に向けて2本あるトンネル放水路(利水放流管と(洪水期の)常用洪水吐)から放流をおこない夏季制限水位(EL.399.50m)まで貯水位を低下させ洪水期の出水に備えます。
ちなみに、放流量によって洪水吐のスロープ部分の流水が、うろこ状の模様になって流れ落ちることがあります。この現象は、「常用洪水吐ゲートから6m3/s程度の放流があった時に見ることができる。」とダム管理所の人が言っておりました。
本日のダム見学者 のりちゃ
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